内容説明
斬新!第一部からも第二部からも読める。どちらから読んでもOK!「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」駆け落ちする2人に、同じ内容のメールが届いた。行き先は、樹海の奥。ツアー客が1人、また1人と樹海の闇に消えてゆく中、惨劇の舞台へと…。仕掛け満載、心拍数急上昇のサスペンス・ミステリー!作家佐野洋氏絶賛!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
139
これはもう折原さんならではの奇作、いや稀作だなぁと(笑)合言葉は「心中、おだやかではない」そりゃそうだ…結局、それに全部持ってかれた感が半端ない…前から「生存者」後ろから「殺人者」どちらも読んだ後に待ち受ける袋とじ「206号室」でロミオ(留美夫)とジュリエット(樹里)は出逢えるのか!?樹海を彷徨いた末に殺人鬼と対峙する恐怖が男女目線それぞれ、ほぼ同じボリュームそして展開で描かれるから頭ん中ごっちゃになる。そこはミステリでなくてスプラッターとかホラー感覚で読んで楽しむのがよい!まさにB級存分に味わえて万歳!2020/03/13
gonta19
113
2010/9/1 Amazonより届く。 2025/2/14〜2/17 15年ものの積読本。 表紙の絵からわかるように、本の両面どちらからも話が始まる本自体に細工が施されている。生存者と殺人者のストーリーを読んでから中央の袋とじを開いて結末を読む、という斬新な仕掛け。これは電子書籍化は難しい、紙の本ならでは。2025/02/17
相田うえお
86
★★★★☆23051【黒い森 (折原 一さん)】本作品は、なんと!半分まで読んだら本の上下をクルッと反転させて、先ほど真裏だった後側から読むんです。さらには中程に袋とじまであります。前側は『生存者編』後側は『殺人者編』袋とじ部は『206号室』という構成。前後どちらを先に読んでもいい様ですが当方は『生存者編』から読みました。小説の視覚的にも内容的にもシンメトリック化?だなんて、ほんと面白い試みです。(読みにくいけど)そんな小細工を引き算してもハラハラ展開で目が離せませんでした。これは紙本で是非ともオススメ!2023/07/20
ちーたん
81
★★★★☆いろんなシリーズを手掛ける折原さんの樹海シリーズ。また面白い仕掛けを発明するものだw「心中、おだやかではない」それは留美夫と樹里の合言葉。両家に関係を反対され引き裂かれた2人はミステリーツアーの目的地で合流を約束し富士の樹海へ足を踏み入れる。そこに待ち受けていた恐ろしいからくりとは?本書は①『生存者』②『殺人者』③『袋とじ(206号室)』の3部構成。読む順は①②どちらから読んでもいい仕掛け!展開は予想した流れであったものの樹海の緊迫感を味わえた。あと持ち物だけは思いつかなかったな!稀作です😁2020/01/11
スカラベ
64
本自体の製法というか作りが凝っている。構成は、生存者編、殺人者編、そして解決編の3部。表側(生存者編)からも裏側(殺人者編)からも読めて、互いのラストがぶつかる本の真ん中に、袋綴じの解決編がある。え?袋綴じ!というわけで、どんな仕掛けが待ち受けているのかと、期待を込めて読み始めたのだが・・・残念ながらやや拍子抜け。樹海を舞台としたミステリー・ツアーで起こる連続殺人など、ホラーゲームのようなハラハラ感は若干あったものの、予想外の展開や衝撃の真相は皆無。あっ、やっぱり!と、あっさり終わってしまった感じです。2017/05/17
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