角川ソフィア文庫<br> 魯山人の器と料理

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角川ソフィア文庫
魯山人の器と料理

  • 著者名:辻義一【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2015/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044094911

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内容説明

「魯山人ならば何と言うか?」これが辻義一の美意識のその後の「物さし」となった。若き日に魯山人のもとで修行したときの思い出を豊富なエピソードで綴り、料理と器の真髄を、美しい写真とともに語る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロビン

19
魯山人の弟子であった著者の言葉に興味があり一読。料理の写真と簡単な調理法の紹介、魯山人との思い出、四季の料理エッセイで構成されている。魯山人の器は、「料理の着物」として作られただけあり料理を盛られるのを待っているような風情があるが、実際辻さんが盛り付けをした皿の写真は美麗で、かつ自然であった。魯山人に鍛えられ、自己研鑽もされた成果なのか、料理と器が美事に調和している。辻さんは素朴な語り口の飾らない文章から推して、腕は立つが素直なお人柄でないか。ゆえに、アクの強い魯山人の弟子が務まったのではないかと思う。2019/10/23

api

3
漫画「美味しんぼ」にハマった私は「海原雄山」のモデルとなった「北大路魯山人」に興味をもち読んでみた。著者辻氏のお人柄か、丁寧で清らかな空気感で気持ちよく読めました。見どころは①お料理の写真、本当に美味しそう。②魯山人のエピソードが興味深い(赤子のような手だったとか)③それを通して、実践的な美食の哲学や技法、四季のレシピも紹介。「持ち味を生かす」、自然な盛りつけ、器を濡らして使う、杉の箸がよい。生海老の佃煮風の茶漬、じゅんさいのわさび和え、など気になる料理もたくさん!また、季節が変わる頃に再読したい。2022/08/22

Snowflake

3
図書館。食にまつわる本コーナーでなんとなく手にした。京都の仕出し料理屋の辻留の料理人が、若い頃魯山人のもとで修行したことから、魯山人とのエピソードを語っている。前半は季節の料理の写真。辻留に興味をもったが少し高いかな。食に丁寧に向き合いたいという理想はあるけど、家庭料理におとしこむにはやはり手軽さは必要で。おいしい鱧食べたい。今年はいまいちな鱧を一回しか食べられなかった。2020/11/22

Jam

3
魯山人の元で修行した辻義一氏の著者。四季折々の懐石料理とレシピ、器、日本の美と言って良い。魯山人の人柄や著名人とのエピソードもあり。大胆と繊細を持ち合わせた方だったのか…死因が肝臓ジストマとは…グルメも命懸けだ。2020/10/05

ふじか

3
美食家かつ様々な逸話で有名な北大路魯山人、そこに20歳で修行に入った著者の語る魯山人とその食べ物へのこだわりは読んでいてやはり面白かった。2018/06/13

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