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内容説明
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金融工学は、金融に関する数学的な理論を扱う分野で、「デリバティブ」と呼ばれる金融商品の価格を決定するものです。
つまりこの本を読むと、株式や為替など身近な金融商品の価格がどのように決まるのかがわかるようになります。
さらに金融工学は「リスク管理」を支える理論でもあるので、投資などをしない人にとっても、その考え方は役立ちます。
デリバティブの基本がやさしく理解できるように、会話形式と図解でていねいに説明しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
77
一通り経済学や金融の知識がある人にとってはわかりやすい本であると思われます。図解などでの説明の仕方の部分で見習うことが多くありました。ただ後半のほうはかなりレベルが高いと思われます。もう少し噛み砕かないと理解できない人が多いのではという気がしました。2018/04/24
みんと
14
取引するタイミングを自分で決められるのがメリットであるデリバティブとはどういうものなのか、何の役に立つのか、どのような種類があるのかがわかる入門編。 リスクとリターンの関連性とリスク管理の重要性なども記されている。 歴史を遡り薩摩藩と長州藩の薩長同盟も例えればバーター取引のようなものだという話があり、坂本龍馬が現代に生きていたらデリバティブ取引の開発者になっていたかもというのが面白かった。2016/09/10
コダマ
13
他の本を読んだことはないが金融工学について知るには1番分かりやすい本だと思う。実際の例などがとても分かりやすい。海外と取引するときの為替リスク、金利の変動による金利変動リスク、あるモノAとBを交換するときの価格変動リスクなど、色んなリスクを回避するためにデリバティブが使われていると言うことが分かった。前半は雰囲気だけわかった感じ。後半は再読予定2021/03/03
mintia
6
分かっているつもりだった金融工学がかなり理解できた。しかし、「入門」とはいえかなり難しかった。2020/09/16
いろは@しょうろん
6
この大きさでこの内容は濃くていいのでは?言い訳程度に金融工学の説明をしている本よりはるかに良い。ただ初心者向け、かというとそこまで初心者には向けられてないと思う。LIBORとか、いきなり出てきても混乱するだけかもね。2015/03/11