創元推理文庫<br> 鏡の迷宮、白い蝶 美波の事件簿5

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創元推理文庫
鏡の迷宮、白い蝶 美波の事件簿5

  • 著者名:谷原秋桜子【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 東京創元社(2015/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488466053

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内容説明

『水島のじいちゃん』の名代で、西遠寺家の人々と共にかのこの許嫁の別荘へ、猫のケンゾウを連れて向かうことになった藤代修矢。招かれた別荘の隣には有名な万華鏡作家が住んでいた。認知症になってしまったその隣人は、大きなダイヤモンドを所持していたのだが、置き場所のヒントをメモに残していて……(表題作)。周りで起きる奇妙な事件の真相を、『水島のじいちゃん』が華麗に解き明かしていく。修矢・かのこ編二作、美波・直海編二作に、書き下ろし一作を含む、ライトな本格ミステリ短編集。好評《美波の事件簿》シリーズ、前日譚第二弾。/解説=太田忠司

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

102
美波の事件簿その5。エピソード0的な連作短編集その2。失せ物は丼とか小蝶の夢なんかで落語のシーンがあってニヤリ。でもこれで完結?長編はもうでないのか?2016/05/08

ぶんこ

43
シリーズものとは知らずに読んでしまいました。17歳の修矢と水島老人の関係が不明のまま(もしかして孫。?)刑事事件にはしない事件を解決していく水島老人と修矢。そして水島家の隣人美波と友人直海と寄席の世界の人々。「東橋とかほどう橋」って、他の小説ででてきたような?谷原さんの本は初読みなので、はて、誰の本だったのでしょうか?愛川さんの本かな?手元にあるので次に読んでみましょう。寄席の世界も面白い。元深川芸者の梅さんに興味津々。直海は梅さんのような小粋な女の人になれるかな。2018/01/27

七色一味

26
読破。シリーズ物なのかぁ…。なんとなくタイトルだけで選んでるとこういう目に遭うな…。まぁ、関連性なんてものは目を瞑ってしまえば、読みやすいリレーショナル連作短編ミステリーです。ちなみに本編は、『天使が開けた密室』しか読んでないなぁ。2014/04/05

24
さくさくと♪かのこさんってば、前作よかびっくり(@_@)時世を戻した“父帰る”話しが読みたいです。2017/04/11

山本真一郎

23
読了。シリーズ5冊目。前作に続く所謂前日譚。相変わらずミステリ小説としては出来は秀逸だと思う。更に各話毎の舞台装置やモチーフについて恐らくはキチンと調べており、並々ならぬ拘りを感じる事も出来る。前日譚である通り、各レギュラー登場人物の何年か前の姿が「水島のじいちゃん」と共に描かれており、最後には意外な人間関係が明らかになる。こうなってくると4年以上前に出版された本作を最後に続編が出ていない事が非常に勿体無く思える。是非長編の続きと、前日譚の短編の他のエピソード等、望み薄かもしれないが読んでみたいと思う。2015/04/16

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