内容説明
「好きなのに憎くてたまらない」「一緒にいたいのに、いれば腹が立つ」。こうした矛盾した感情にとらわれたことはないか。長寿ラジオ番組「テレフォン人生相談」でもっとも反響のある根深い悩みを解決する待望の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
44
葛藤、苦しみがうまれる心理的構造を具体的な状況を例にとり説明(解説) 淋しさ、依存 敵意、劣等感・・・人は自分の心に色々なものを生み出しそれによって苦しむ。それを克服するのはただ直面(直視)し自己実現することだと。ここでも母親の愛情が後に大きく影響すると述べられている。母の存在、母との関係って本当に本当に大切なんだと感じた。2015/02/09
うらのプーさん
10
難しい・・・ 誰だって自分の思う通りにいかないと不満を持つ。 社会生活を送る上でそういった不満は少しずつ蓄積されていく。それをうまく発散できる人が心理的健康で、そうでない人が神経症傾向にある、と解釈しました。 概念も何もかも捨てて我が道を行くスタンスに憧れてますが、日本って規範的社会だからそうもいかないんですよね(^^;) 2017/07/30
彩灯尋
6
自分が無理をしているのはわかっていても、なぜか人から離れられない。人間依存つらいなぁ。依存しすぎるから怒りや憎しみに繋がっていくのは身を持ってよくわかっているのに、依存がやめられない。何事にも適度な距離は必要なのに。2015/08/31
hideko
5
そんな人がいるのはわかるけど、少し変わって行けると思う。 誰でも依存的な面もあるし。2015/02/05
霜月
4
うーん。納得できるところも多いけど、著者はやたらと「親に愛されなかったから~~になる」とばかり言う。私は親から十分愛され、家族円満で辛い過去などないけれど、彼氏依存症。母に愛されたから、同じことを求めてしまう。「家に帰れば家族がいる」と思えたから著者のいう「所属感の欠如」はなかったと断言できる。愛されなかったから依存症になったっていうのは違うんだよなー。2018/08/12