内容説明
ドMな恋人とつきあい始めた大輝とルチアは…!? 芸術音痴でありながら、美術部に入部した真田大輝(さなだだいき)と藍本(あいもと)ルチア。 美術部員は仮の姿で、合奏部の想い人を美術室からガン見して、鑑賞し、Sな妄想に耽るのが目的。 ふたりは非公式な部活『鑑賞部』に所属する同志だった。 ビーチバレー大会のあと、大輝は窓子(まどこ)先輩と、ルチアは代替教員の暮林(くればやし)とつきあい始めた。 ドMで理想的な恋人を手に入れたふたりだが、Sな妄想を実行に移せず、悩んでいた。 そんな状況を打開するため、ルチアは遊園地でのダブルデートを提案してくるが…。 変態だけどピュア。大輝とルチアのラブストーリー、似た者同士なふたりの関係はどうなる！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
59
それぞれ理想の相手と付き合う事になった二人が、これまでと変わらず鑑賞部としても活動するところから始まる話。へ、変態だー！。1巻を超える二人の不埒すぎる妄想の数々。理想の相手を見つけた筈なのに、何故か心が落ち着かないという二人の心理描写。この二つが加わる事で、ありがちな展開でも最後まで飽きることなく読ませる力量の高さは流石ですね。二人とも変態なのに、ピュアな恋模様するとかたまりません。美園ちゃんもすごく良い子だったし、彼女には幸せになってもらいたいです。二人のその後も読んでみたいですね。新作も楽しみ。2015/10/29
よっち
54
大会後に真田は窓子先輩と、ルチアは暮林先生とつきあい始めたその後を描く第二弾。それぞれ別の相手と付き合いながらも鑑賞部の活動継続を選択した二人。口ではいかに嗜虐心を満たすかを論じているのに、付き合った相手よりお互いが気になってしまう二人や、そんな相手に不安を覚える窓子先輩や暮林先生たちの繊細な心理描写は流石ですね。なかなか素直になろうとしない二人を気にかけ、つい歯がゆくなってしまう美園がいい子過ぎて切なくなりますが、紆余曲折を経てようやく向き合うようになるまでのもどかしい展開に著者さんらしさを感じました。2015/10/22
た〜
51
結末は思い切り既定路線ではあるけれど、純情ラブコメだったり熱血青春だったり、ギャグだったり。何よりキャラ作りの妙は流石2015/10/26
Yobata
44
鑑賞部の真田とルチアは互いに意中の人と付き合うことになったが、鑑賞部としての二人の協力関係は継続していた。しかし自身のS心を隠しながら付き合うことに悩んでいた二人は遊園地へダブルデートに行くが…。真田と窓子先輩,ルチアと暮林のカップルがSとMとして綺麗に収まるかと思わせてそんなことはなく、S属性の高さで成立早々引かれ気味な二人。遊園地でのケモミミ大作戦は確かに窓子先輩はそそられる可愛さだったねwしかしそのダブルデートがSの同類である親密さを見せつけてしまう…。窓子先輩も放送室での好き連呼の羞恥プレイで→2015/10/23
まるぼろ
38
ドSな変態の真田大輝と藍本ルチアの恋愛コメディ後編です。それぞれ窓子先輩、暮林教諭と付き合いだした大輝とルチアだったが、遊園地でのWデートを境に関係がおかしくなりだして…と言うお話。こういう結末になる事は大々予測できたのでむしろ予定調和通りの終わり方でしたが、欲を言えば美園さんや雛崎さんにも誰かいい人を見つけて欲しかった、とは思いました…ｗ ですが大輝とルチアも、窓子先輩と暮林も収まってしまえばとても良いカップルに見えてやはりこうなって良かったなぁとは思いました。次作も目白押しですが、楽しみです。2015/11/11
