内容説明
「カワイイ」が大好きで、何が悪い!
パフェ、星占い、出雲大社、猫、アジアン雑貨……。
ぼくの中の「女の子」を満たす旅に出た。
男だけど、スイーツが好き。
男だけど、パワースポット依存症。
男だけど、カワイイ雑貨や文房具が好き。
男だけど、道端で猫を見かけると追いかけてしまう。
――といった、男だけど、女性が好みそうなカワイイもの・ことが好きな著者が、
自分の内面にいる“女の子ちゃん”と一緒に、
国内外のパワースポット、占い、雑貨などの、カワイイを巡る旅について記した、共感を呼ぶ抱腹絶倒の旅エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
52
僕の心のなかにいる女の子ちゃん。女子大生チカ、OLマサミとしっかり名前もある(笑)男らしさに憧れ、ワクサカさんの思う男らしい行動をしようとしてるけどそれが変。結局 かわいいセンサーで女の子ちゃん行動になってて、可愛い小物とかいつも買ってるので部屋がどうなってるのか気になりました。若干ふざけすぎやよ〜とも思ったけど面白かったです。アガスティアの葉はすごく不思議でした。それにしても私の元上司にめっちゃ似ててだぶった〜! 2018/05/21
fu2ha88
26
すーっごいくだらなくて、楽しくて、深く考え事するのは避けたい時にもすんなり読めるいい本でした。おるおる、こういう男性。タモリさんが、歳取ると男は女みたくなって、女は男みたくなって、たまにどっちかすぐに分かんない方がいるね、って言ってた。そんな感じで、みんな相反するとこがどっかしらあるもんなのね。苦しかった読書の後の、楽しい一冊になりました。2015/11/08
はすのこ
5
痛々しい内容だが、男性の中に父性と母性があり、母性を強く意識する著者の心境はよく分かる。2016/01/27
ひえやす
4
著者の中にいるカワイイものやパワースポット大好きな「女の子ちゃん」に翻弄されつつ旅をする愉快なエッセイでした。自分の中にも妙に乙女チックでポエムなんかを書いちゃったりするようなおネェがいた気がするけど、がつがつ筋トレするようになってから見かけなくなったなぁ。何処に行ったのじゃろべ?2016/06/26
nizimasu
4
男性だけど自分の内面にある女性性にクローズアップしたエッセイ集。かわいいものなんかに惹かれる心情を自分の中のOLという設定にしたりするのだが、30代の著者の割にはバックパッカー風に様々な海外での珍道中なんかがあったり放送作家だけあって言葉選びのセンスが宮沢章夫さん風というか一人ぼけつっこみの様相もあったり装丁のイメージよりも年配にアピールする内容であるかと思った。中でも昔ブームになった自分の人生がすべて記録されているというアガスティアの葉を探しに出かけて占ってもらうシーンはなかなかの筆力。冷静な分析も共感2016/02/06