内容説明
「夫を裏切ることはできません」と断りながらプレゼント付きのラブレターに心を揺らす。女心は、本人でもどうにもならないことがあるもの。「ラファエロの描く聖母そのまま」と言われた絶世の美女から、「あの物体は何だ」と言われた醜女まで。純愛を求めたセレブ妻、性欲の虜になった皇后など、男の願望を逆手に取りながら、ひたすら自分の幸せを追求した女性たちの驚きの生涯を紹介し、幸せになる方法を探る。愛と欲望に突き動かされた女たちを通して描くフランス史。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆめどら
6
英雄色を好むとはいいますが…濃い。一体ナポレオンは何人いたのだろうと思うほどの女性遍歴。戦争や政治の片手間にこんなキャラの強い女たちを次々相手にするとは、さすが皇帝というかなんというか…。2012/11/27
中島直人
5
(図書館)女性のしたたかさ、強さを、男性目線を意識した女性目線で描いていて、楽しく面白く読める。それにしても、女性を不幸にしない男、ナポレオン、ご立派!2022/12/14
中島直人
5
女性の強かさ。決して受身だけではない、但しそれがメリット有りとなれば、とことん受け身に徹することも出来るという、女性の凄さをサラッと描く作者の視点が面白い。決して上からでもなく、同情するでもなく、自分と同じ頑張って生きる一人の女性として描いていく。彼女らと一緒に語られると、皇帝ナポレオンが哀れな男性の一人にしか感じられないから不思議だ。2012/12/12
那生
4
ナポレオンを取り巻いた個性豊かな8人の女性たちの略歴集。表紙はレカミエ夫人だそうで。生涯の敵スタール夫人(ジェルメーヌ)のエピソードが苛烈で面白かったです。皇后ジョゼフィーヌは彼女について1冊出しただけあって、他の女性より深く掘り下げて調べたようです。半読み物、半参考書といった風情。アオリの「幸せになる方法を探る」というのはちょっと言いすぎかな。2012/03/13
fma
2
これを読んだらナポレオンに対する認識が変わる。というか、ナポレオンも戦場を出ればただの男だったんだと気がつく。最後のジョゼフィーヌの話ではちょっと、いやかなりかわいそうな扱いだし。女性視点で見たらナポレオンも形無し。2013/11/27
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