内容説明
★※ご注意ください※ 『とせい』 を改題した作品です。★
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、今時珍しく任侠道をわきまえたヤクザ。その阿岐本組長が、兄弟分の組から倒産寸前の出版社経営を引き受けることになった。舞い上がる組長に半ば呆れながら問題の梅之木書房に出向く日村。そこにはひと癖もふた癖もある編集者たちが。マル暴の刑事も絡んで、トラブルに次ぐトラブル。頭を抱える日村と梅之木書房の運命は? 「任侠」シリーズ第一弾(『とせい』を改題)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
723
さらっと読めてきちんと面白いお手軽な一冊。今野敏さんはこういう作品も書いていたとあらためて知った。「任侠学園」が映画になっていたのは知っていたが、違う作家さんの作品だと思っていた。コンパクトにまとめた物語なので、刑事の息子のくだりなど、トントン拍子すぎるところもあるが、世界観が上手く調和しているので特に気にならない。人物配置がとてもよく、特に組長さんの存在が効いており、ただのダメ親父に終わっていないところが良い。シリーズの先の作品で、今作同等程度に各組員の個性を活かせているなら、かなり面白くなりそう。2020/09/08
ehirano1
572
いろいろな要素(ビジネス、出版業界、任侠、自己啓発)が詰まっているので面白いです。初読で強く印象に残ったのは、「どんな小説がいい小説なんですか?」→「私の好きな小説です」。2017/04/15
absinthe
461
ヤクザが真面目に出版社を建て直してしまうお話。シリーズ一作目。(任侠浴場を先に読了)暴対法以後ヤクザの肩身は狭いらしい。真面目な仕事も白眼視される可哀想な背景に共感。警察はあの手この手でしょっ引こうと策を弄するが機転でかわして行く姿は痛快。暴力による正面突破は誰も望んでいないのだ。それでも人間として許せない一線はあり、そのやむを得ない一線で何をするかが人間性だ。彼らは悪に見えなかった。ヤクザを賞賛するなどもっての他だが、彼らのような純粋な任侠が減っていくのは寂しい。 2019/05/27
再び読書
327
予想通り面白かった。ある意味代貸日村の奮闘記とも言える。経済ヤクザの辛抱強さが興味深い。結局のところ金儲けに求められるのは、別にヤクザでもサラリーマンでも変わりないとも思う。所々に脅しを明らさまにではなく、言外に雰囲気でかけていく。またヤクザでありながらヤクザっぽくない心持ちを持った真吾とテツが印象的にシノギに貢献していく。どうも「代紋TAKE2」のイメージで代貸より若頭のほうが、しっくりくるが、全てを凌駕する阿岐本組長がおいしい。このシリーズも楽しみです。流石の今野敏氏、他のシリーズも挑戦していきます。2016/07/30
sayan
324
個人的にエンディングが毎回切なく感じる。ここが「任侠」と設定したラインなんだろうけれども。これまでの2冊「任侠病院」、「任侠学園」はどちらかと言うと登場人物の「語り」で物語が展開していく形だったが、今回はいろいろとアクション場面もあり興味深かった。なんとなく下町に居そうで、次回作が楽しみ。2016/08/25
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