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内容説明
1945年8月9日、一発の原子爆弾によって長崎の町は廃墟となり、たくさんの命が炎に焼かれました。3歳で実際に原爆を体験した筒井茅乃さん作「娘よ、ここが長崎です」の物語ほか、原爆詩6編と手記2編を収録。【小学中級から ★★】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
47
永井隆博士のお子さんの茅乃さんによる長崎原爆の体験記と、福田須磨子さんや当時の児童の原爆詩。小さな本だが、児童にも原爆の記憶を伝えていくために、十分なきっかけにできる貴重な一冊だろう。翌日になっても灰の積もった地面が熱いために、近所に行くこともできなかったという記述が映像以上にリアルで、ぞっとする恐ろしさがある。表紙の鐘は、かろうじて割れなかったものを瓦礫の中から探して掘り起こしたそうで、何もかも失った町で、その音が人々をどれほど慰めたかが想像される。核の使用を仄めかす国までが出現した今こそ、勧めたい本。2023/12/12
雨巫女。@新潮部
11
《私-図書館》【再読】←2022年6月2日。 第1部の、茅乃さんの話は、泣ける。お父さんの隆さんの本は、何冊か、読んだし、修学旅行で、如己堂も実際行った。原爆は、なくなって欲しいです。2016/01/17
Book Lover Mr.Garakuta
9
【図書館】【速読】:小学生向け、戦争関連の参考図書。もっと早くこの本と出合えばよかったと思う。2022/08/01
Rie Komi
4
【図書館本】 息子に読み聞かせ2019/07/21
トロピカル
3
原爆ついてのほぼ実話の本ですね。正直あまり読みたくないジャンルで、避けてましたが原爆ものは、はだしのゲンのアニメでかなりトラウマになっていたので、原爆=グロいというイメージが強いんですよね。これは文章なのでアニメよりはキツくはないですが、やっぱりグロいです。ただこんな悲惨な状況でも救護や行方不明者を探したり、当時でもこういう人達がいたのは驚きます。お父さん頑張ったと思います。戦争より平和が大切なのは、皆分かっているはずなんですが、それでも争いが起きるし、平和の大切さを伝える事が解決という訳じゃないのがね。2023/01/07