内容説明
粕谷甲一神父の講話からのシリーズの3冊目です。静かな夜、集まっていた羊飼いたちに、ラッパが響いて天使の群れが現れ、「今夜救い主がお生まれになる」と告げます。「一人ひとりには生涯の支えとなるトランペットの響きがある」が今回のテーマです。「アリの街のマリア」と呼ばれた北原さんは、その生涯を貧しい人々のために尽くしました。アリの街がこれ以上存続できないというときに、神がかかわってくださいました。トランペットが鳴り響くときとは、どういうことなのか、粕谷神父のお話をお読みください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumicomachi
1
「トランペットが鳴る」とは人生の中で神と出会い生き方が変わったときのことという。私の場合はじわじわと、いつのまにか、しかし確かに自分の内側に鳴り響いていたなと思った。筋は通っているけれども高圧的ではない、滋味溢れる司祭の講話集。2018/05/05
坂井信生
0
粕谷甲一神父の講話にかなりはまってきてる私。 カール・ラーナーが言ったという「含蓄的信仰」というのがかなり気になる。「聖書に書いてある信仰そのものを直接知らなくても、そこに書いてあることを含蓄的に受け取った人、つまり自分の生き方の原則に入れた人は、知らずして含蓄的にイエス・キリストの福音を信じたのだということです。」(p39) これはかなりの爆弾発言だと思う。少なくとも私は、イエスの名のほかに救いは(第1ペトロ書)というのが信仰の根本だと教わって来た。2025/03/08
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