- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
サイクルロードレースのトッププロとして欧州で活躍した土井雪広。彼は、決して最初から「強かった」訳ではない。欧州の科学トレーニングの方法論や戦術、そして走り方を「知ること」と出会って、徐々に「強くなった」のである。 そしてそれは、世界レベルのトッププロのみならず、一般のアマチュア自転車乗りにも応用できるものである、と彼は言う。トレーニングに対する考え方、フィジカル、戦略、運(を引き寄せる)、それらすべてを「トレーニング」し、向上させていった上で、「強さ」を「作り上げる」こと。 「強くなる」とは、どういうことなのか。サイクルロードレースの世界第一線で戦ってきた著者による、徹底して世界に通用するためのトレーニング法を示した実践書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いくみ♪
6
世界で戦う予定はないですが(笑)、夫のキンドルに入ってたので読んでみました。何冊かトレーニング本を持っている自分としては、わりとよくある内容かなという印象でした。でも世界レベルで走っていた方の本なので、ものすごく説得力がありますね。しかしキンドルはトレーニング本には向いてないなあと改めて思った。2016/07/05
最後の羅針盤
4
レースに出るわけじゃないから、と、自分に言い訳をしてきたけれど、リアルな言葉と檄に素直に「強くなりたい」と思った。…まずスペーサーを2.5mm抜いてお茶を濁してみた。2015/09/15
Sumiyuki
3
うむ。宇宙人と思われたプロの練習方法が書いてあり、同じ人間なんだと新発見。TSSは700で1セッション、40日間1クール。翌日に響かない1日の限界TSSは400。プロは1週間で700TSSたまる。パワーメーター欲しい。。@まずは、低めのケイデンス(80ppm)くらいでしっかりとトルクをかけられるペダリング技術と筋力を身につけるべきだと、僕は思う。@体幹→臀部→ハムストリング、と順番に力が伝わっているか、指を当てて確認したほうがいいだろう。@スタートして15分も経つと、周囲の選手は補給食を食べはじめる。2021/07/18
タテ
3
親子(43才と小5)で読了。前半で繰り返し出てくる「トレーニングは階段だ」は特に府に落ちました。それはお世話になっている自転車チームの監督がいう階段(成果が実感できるタイミングは人それぞれだが、信頼し続けられれば必ず強くなる)の意味も合わせ持っているようでもあるかなあと。親である自分はホビーローディーのままですが、小5の息子がトレーニングする上で、今やってるものは大したことない、もっとバードに鍛える猛者がいることを数値で可視化している点も役立ちます。2015/11/14
Tomonori Yonezawa
2
【相互貸借】アニキ(先輩)が後輩に語ってくれる、ような感覚になる体裁の本。福野礼一郎の「自動車ロン」とか楠みちはるの「お前の話はクルマばかり」を思い出した。どれも自分が体験してきたことを自分の言葉で表現してる。4章以降の実践トレーニングもチャリ雑誌何冊か読めばそこそこ知ってる話だと思うが、実績が語ると響くのです。買ってもまぁいいかなと思った。謎なとこ、文中、以前のページで書いていたものは(P○○○)と紹介あるが、それだけワード縦書きの半角数字の最初のアレ。10分、340wとかは直ってるので意図有りなのか?2019/10/10