内容説明
βと名乗る教祖をあおぐ宗教団体の施設・美之里。調査に訪れた探偵・水野は加部谷恵美たちと偶然の再会を果たす。つかの間、フィルムでラッピングされ棺に入れられた若い女性の美しい全裸死体が発見された。あちらこちらに見え隠れする真賀田四季の影。紅子が、萌絵が、加部谷たちが近づいた「神」の真実とは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
130
前回から数年たっているのですね。主人公たちが大学院生や社会人となっていて、また前回まで出ていた探偵がいなくなっています。あと数回(2回or4回)で終わることが予想されて時間的にもこの方がいいと思ったのでしょうか?ミステリーというよりも私は最近の若い人たちの行動を描いた群像劇のような感じで割り切って読んでいます。物語の発端などはかなり衝撃的で舞台も宗教団体が絡んでということなので興味をひかせるにはうまいと思うのですが。2016/09/02
yu
69
Kidleにて再読。 何となく、設定というかシチュエーションみたいなものの輪郭だけをぼんやり覚えていた。 そうか、この作品の時も、既に加部谷さんたちは社会人だったんだなぁ。っていうか、水野さんやら椙田さんやら、全シリーズを読んでからの再読だと、!!!なポイントがありすぎて。。。瀬在丸さんが出てくるなら、その後の林さんや祖父江さんも気になるじゃないですか。2018/10/20
おたま
67
「森博嗣の作品は時系列順に」を基本にしているので、しばらくXシリーズの方を読んでいたが、やっとGシリーズに戻ってきた。Gシリーズ第8弾。今回は加部谷、山吹、海月、雨宮というお馴染みの面々が、すでに社会人や大学の助教になっており、年月の経過を感じる。彼らが、「美之里」という宗教・芸術コミューンのような場所で起こった事件、ラップのようなもので包まれた全裸死体が、棺の中から現れたその謎を解明していく。なんと紅子さんや、睦子叔母様、四季らしき人物も登場して、何やら重要な転回点となっているようだ。凄い回ではないか?2023/09/17
aoringo
59
出だしで水野さんにいきなりびっくり。宗教について考えさせられる回だった。かつて軍事国家だった経験から、宗教と聞くと一歩ひいてしまうのですね。なるほど・・真賀田四季は神格化してきたが、もう一人のカリスマ紅子さん登場でうれしい。2018/07/01
ソラ
50
真賀田四季のカリスマ性が宗教性まで帯び始めている感がある。彼女がどこまでどこまで計算ずくで世界を動かしているのか、その底知れなさでゾクゾクする。2015/11/08
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