内容説明
定年まではサラリーマンエンジニア、定年後は職業通訳者。
60歳という決して若くはない年齢で、どうしてそんなことが可能になったのか?
――その答えが、本書の主題である「仕事を通じて英語を身につける」にある。
その年齢までに仕事で蓄えてきた専門的な知識と経験には、20代、30代では太刀打ちできない奥行きと深みがある。その専門知識を強みとして、英語コミュニケーション力を磨いていけば、代えがきかない存在になれる、という発想だ。
本書は、年齢を理由に英語をあきらめていた方には、「こういうやり方があったのか!」という気づきが得られると同時に、キャリアを最大限に活かした形で、無理なく英語を身につける方法がわかる実践的な一冊となっている。
◆「仕事を通じて英語を身につける」4つの勉強法◆
【知識力】まず、知識を最大限に活用する
【語彙力】すき間時間で、「オリジナル単語帳」
【表現力】「イメトラ・サイトラ」で、イメージを英語にする
【文法力】仕事の中で、「試して磨く」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mizuki
34
指摘されれば、当たり前のことだったと分かるのに、なかなか気づくことが出来なかった事実。それは英語習得の正しい入り口であり、一番の近道は、自分の仕事のことが英語で言える、まずはそこを目指すこと!著者のやり方にはとても頷けて、例としてあげている勉強の手順もとても分かりやすかったです♩やはり勉強仲間を作ることは、モチベーションを維持する上でも大切ですね。帰国子女のやり方は、英語が苦手な人には通用しない…_φ(・_・ 子供の言葉の学び方と、大人になってからの学び方は全く違うことに、納得しました!!2019/05/14
ぴえろ
27
エンジニアだった著者が定年後に同時通訳者に。もちろん簡単にできることではないが、とてもやる気にさせてくれる。年齢を言い訳には出来ないな。理解出来ないことは日本語で説明することも出来ない。英語を使うためにはその分野の基礎知識、背景が知ることが必要。抽象的な経験談で終始することなく、具体的で理数系脳ならではのロジカルな学習の仕方がとても参考になった。2023/11/08
おおにし
14
タイトルの「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」は私も当てはまりますが、著者が同時通訳者になるまでの道のりが全然違いますね。50代で仕事で英語が本当に必要となり、英語を学ぶために通った学校が英会話学校ではなく通訳学校であった点が大きな違いです。エクセルシートで単語帳をこつこつ作るところなど、ずぼらな私にはなかなかできない学習法です。英語に対するモチベーションと学習意欲を持ち続けることが成功の鍵ということは理解しました。2016/07/16
ヨータン
13
定年退職してから、同時通訳になれるなんて、定年後の人生に希望がもてました。しかもこの著者は50才を過ぎてから通訳学校の門を叩いたそうです。通訳というとどんなことでも英語で話せなきゃいけないと思ってしまいますが、まずは仕事で使う用語などをきちんと通訳できるようにしようと思いました。2016/06/26
おいかわ
12
【学ぶのに遅すぎることはない】同時通訳者の著者が、本格的に英語を学び始めたのは50歳。この事実に大いに勇気づけられた。むしろ、50歳までに培ってきた知識や経験が豊富だからこそ、その仕事について誰よりも解りやすく英語で語ることができる。逆に、いくら《英語力》があっても、話す内容についての《知識》が備わっていなければ、相手には全く伝わらない危険性すらある。【英語コミュニケーション力】=【英語力】×【知識+人生経験】。自己紹介や自分の仕事についてなど、まずは身近なところを話せるようにしておくことが上達への近道。2016/04/15
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