内容説明
ついに極東日本国は「科学」の存在を公式に認め、魔学使い達の弾圧が始まってしまう。しかし、“福音矛盾”を解決できるはずの元の「力」は、高尾山の事件以来全く使えておらず――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
21
打ち切りになってしまったので、駆け足でしたが、キチンと完結されていたので、面白く読めました。2冊で完結なので、対立軸がバチカン系の日本における教会勢力と地下の科学組織だけなのは仕方がないとはいえ、もったいなく思います。もう少し続くのであれば、世界宗教はバチカン系(内部争いはあったけど)だけではなく、地下に潜伏していたであろう、アラブ系やインド系、神道系など多種多様な勢力展開が出来たんじゃないかなぁと。それだに打ち切りは残念でした。そして、美羽はやはり星宮いちごにしか見えませんでした。可愛いんだけだね。2015/11/09
ツバサ
9
せめてもう一冊あればと思わずにはいられない、飛ばし飛ばしだけど物語を終わらせたのは見事。作者の書きたい気持ちが伝わってきて良かった。次回作を楽しみにしてます。2015/10/30
真白優樹
7
力を使えず日々が積もる中、魔学への弾圧が始まる最終巻。・・・残念ながら打ち切りのようである。その中でも読者達の世界に近づこうとする中で主人公である元が悩み、葛藤しながらも自分で選んだ道を管理者として実現させる。・・・どちらかの味方をするのではなく両方の味方を、どちらかを立てるのではなくどちらをも選ぶ道を、魔学と科法、共存の道を。・・・変革され変革を続ける世界で科学の浸透により世界は新たな様相を、読者にとってはお馴染みの世界へと変わる。・・・魔学の復活により世界はどう変わるのか。 願わくばその世界に祝福を。2015/10/25
METHIE
6
完結、というか打切。 ただお話のスケールに対して明確に終わらせる目的がありそれをこなしたのは良かった。2016/12/27
しぇん
6
打切りですかね。凄い速度で物語が進行していき最後まで物語として書き上げたのは凄いなと思いますが、情緒が薄いような。流石にどうしょうも無いのでしょうが。ヒロインも魔法側に傾きすぎているけど、これまた頁が無いのでしょうが無いのでしょうね。本当の最後まで主人公が唯の日和見してるだけの人物になっていたのもちょっと残念でした。2015/10/22