内容説明
実家の片づけをしようとしたとき、一番多く起こる問題は、親と衝突することです。それは、子が親のモノを捨てようとするからです。
その結果、コミュニケーションが断ち切られ、親の死後にとっておくべき大切なモノがわからず、片づけることができずにそのまま「空き家」化するというケースがよくあります。
リアルな実家の片づけで最も大事なのは、親が大切にしているモノが何なのかを聞いておくことなのです。
1650件の遺品整理をおこなった専門家が、豊富な体験をもとに、これまで誰も書かなかった「リアルな実家の片づけ」の秘訣を惜しみなく公開します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えっくん
29
★★★☆☆遺品整理業を営む著者が実家の後片付けの秘訣を伝授した本です。高齢化、人口減少により年々空き家が増加しており、今や社会問題になりつつありますが、遺品となった途端に親の物は思い出が募り処分しづらくなるため、親が健康なうちに、残しておく物と捨てる物を引継ぎしておくことが大切だということです。また片付ける際には、床に物を置かないように動線やスペースを確保した上で、99%を捨てる覚悟(残す物を選ぶ)で進めるべきというものでした。片付けには親と子の目線や思いに違いがありますが、日頃からの対話が重要ですね。2022/03/12
ちはや
7
【KU】私は二人姉妹。私はのちほど買えるものなら今不要なものは捨てたい派、妹は捨てられない派。二人で親の実家の片付けを始めたらどうなるかなぁとまだ親生きてるのに考えてしまった(笑)実家は姉妹が家を出てから購入してるので思い入れもないため処分は問題ないかな。父が以前、自分が死んだあとはお母さんはここにまだ住むからね、と当たり前のことを言われた。なんでそんなこと言ったんだろう ?娘が母を追い出すとでも?そりゃそうやろと返した記憶。親は財産は残せないけど借金も残さないとずっと言ってるのでそのあたりは無問題かな。2022/06/08
Incisor
5
減らして暮らしていく、よりよく暮らすために減らしていくという先の本と全く異なるのは、家からモノを空にするということ。考えればその通りなのだけど、目を向けないようにしていたことだった。虚無感しかないと思っていたその作業もゴールも、気持ちの引き継ぎが大きな力になるということに励まされた。コミュニケーションがだいじ。 2020/01/29
マリン
2
そろそろ他人事ではないが、生前整理で捨てる必要はない、にほっとしてしまった。コミュニケーションをとろう。2016/09/08
海戸 波斗
2
まず、親が読め。自分のものは自分で始末しようよ。ばあちゃんは自分の要らないものを孫に「いいものだから」とくれてた。嫁からもらったひざ掛けとか、ばあちゃんの要らないものは私にとっても要らないものなんだ。自分のゴミは自分の家のゴミ箱に捨てて自分で始末しようよ。2015/12/06