ディスカヴァー携書<br> となりの漱石

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ディスカヴァー携書
となりの漱石

  • ISBN:9784799317686

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内容説明

日本を代表する文豪・夏目漱石。
明治という日本の夜明けとともに、時代の精神を文学へ昇華させていった近代百年最大の国民的作家は、じつをいうと、損をしようが曲がったことが大嫌い、皮肉屋でありながら情にあつく、うるさい世間はご免蒙(めんこうむ)るがほっておかれるとさびしい、胃炎は怖くて仕方がないのに甘味はついつい盗み食い……という、人間味まるだしの人なのであった。
その49年(作家生活はわずか10年!)の生涯に残した「作品」「手紙」「俳句・漢詩」などの名言・迷言からは、愛すべき我らが隣人の姿が浮かび上がってくる。明治は遠い日々ではない。ふり向けば、私たちのすぐそこに漱石の「こゝろ」は息づいている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒うさ

4
親しみやすい、かわいらしいタイトルだが学術書だけあってやっぱり固かった。しかし、興味深い内容で面白くはあった。2016/03/16

もだんたいむす

2
塩辛いアイスクリームを漱石に渡したのは、確か小宮のはず。2017/03/20

もりおか

1
漱石の日常生活にまつわるあらゆる小噺が書かれていて、面白かった。特に、食べ物の話と漱石の弟子の話はなんとも人間臭くて笑えてくる。悪酔いしまくる鈴木三重吉と一度にカツを6枚も食べる内田百閒。2016/01/29

ISHIDA

0
漱石さんの本は題名を知っている程度で、本は読んだことありません。 明治〜大正に関するものを目にする機会が増えてその時代に関心がある中、手に取った1冊です。 夏目漱石と言えば、文豪、雲の上の人というイメージだったけど、読んだ後は、ホントとなりの漱石さんになりました。 江戸時代の時間に溢れた世の中から暦が変わり、時間に支配される世の中に変わって来た。 なんだか現在と同じような激変の時代のお話。 何か1冊読んでみたくなりました。 手を伸ばせば、届きそうな時代、明治後半からの口語体の文章は、ギリギリ理解出来そう。2017/10/13

菊田和弘

0
漱石好きにはうれしい本。読むと時代背景がわかるとともに、出版界において彼がいかに大きな源となっているかがわかります。今年の12月9日は、没後100年目。改めて向き合うと、またいろんなことを教えてくれそうです。2016/01/25

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