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内容説明
「なぜ日本の桜は美しいのか」、「歴史になった樹木。高田松原の一本松」、「日本人なら漆を知ろう」など、身近な樹木の素顔と人との営みと文化歴史について、樹木医でおなじみの石井誠治さんが分かりやすく語ります。
第一章
木を学ぶ葉と芽と花
木を見ていた先人たち
一年以上枝に葉が付く効果
芽が持つ意味ち
一年以上枝に葉
花が語りかけてくること
種子いろいろ/根と菌根
根の役割/木は土が嫌いか
木とキノコの関係
日本の森で起こった菌根菌の変化
環境を味方にする知恵
寒さや乾燥、積雪に耐える
イチョウ、ソテツ、木性シダ
木と草の境界線/木が持つ身を守る方法
第二章
木と人間(サクラ・ツツジ・サツキ)
「なぜ日本の桜は美しいのか」ほか
第三章
木の歴史(イチョウ・ブナ・マツ)
「100年、千年先の松の運命」ほか
第四章
木と信仰(クリ・クスノキ・スギ・ヒノキ・漆・ケヤキ・クワ)
「天狗になった樹木。小野のアバレグリ」ほか
公園や道路脇に生えているごく身近な木からはじめる樹木観察の楽しさを紹介します。
四季を通して楽しめる大人のウンチクから、初心者から中級者へのステップアップに欠かせない「図鑑を使いこなす」コツやノウハウまで、興味深く「樹木ネタ」をたっぷりとご紹介!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
59
私たちの身近にある木の特徴や歴史について分かりやすく解説した本。気が遠くなるような時間を生き延びている木の素晴らしさが実感できます。楽しく読むことが出来ました。2018/02/15
海星梨
8
淡々とした文章でちょっと読むのが辛かった。いちょうに精子があるとか、アバレシダレグリとか面白いトピックもあったが、本格的に学んでる人はどこかで知ってる話だろーなって感じで、この本ならではというのが弱い気が。2020/05/28
Hiroshi
6
樹木医である著者の2冊目。ジュニア新書は植物の生物学的機能を重視していたが、本著は個々の木が縄文時代より日本人に如何に利用されて来たかを見ていく。縄文時代の遺跡より漆器が出土し、縄文式土器だけではなかった事が判る。①サクラはヒマラヤが原産で、日本では野生9種。オオシマザクラはヤマザクラの島部での進化形。桜餅はオオシマザクラの葉でしか出来ない。②ウルシは長江から黄河にかけての地帯が原産。縄文時代から栽培されていた。実を食した。③ツツジは江戸時代に流行る。雄しべがサツキ5本、ツツジ10本が原則。酸性土が良い。2020/01/08
やす
4
身の回りにある木について分かりやすく書かれている。 山に登っても街を歩いても、楽しみが増えるはず。2023/06/07
philosophia1976
2
樹木医・石井誠治さんの2冊目の新書。前回の岩波ジュニア新書とは違い第一章「木を学ぶ」で樹木の生態、第二章以降で日本の代表的な樹種であるサクラ、ウルシ、ツツジ、イチョウ、ブナ、マツ、クリ、クスノキ、カヤ、スギ、ヒノキ、クワ、カキノキについての歴史や文化について書かれている。内容の深さにばらつきはあるが、特にイチョウの考察はすばらしかった。樹木についての解説書は専門分化した植物学者よりも著者のような樹木医や植物園の学芸員が書いたもののほうが一般の人が知りたいことがよく載っている良書になるのではないかと思う。2017/09/07
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