電撃文庫<br> 夜桜ヴァンパネルラ

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電撃文庫
夜桜ヴァンパネルラ

  • ISBN:9784048653992

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内容説明

人の血を啜る怪物の存在が科学的に認められた近未来。人々を《吸血種》から護るために設立された『捜査第九課』の唯一の課員は、美しき《真祖(クドラク)》の少女、櫻夜倫子――吸血種を狩る吸血種だった。 彼女の相棒として第九課に配属された、バカだが熱心な新人・桐崎紅朗の仕事は、倫子に血を吸われることだけ!? それでも二人は少しずつコンビの絆を深め、吸血種感染を広める組織《王国(キングダム)》を追い詰めていく――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

48
吸血鬼が科学的に認められた近未来。人々を吸血種から護る『捜査第九課』に所属する真祖の少女・櫻夜倫子と、何も知らされないまま配属された新人・桐崎紅朗がコンビを組んで吸血鬼に挑む物語。業を背負って孤独に戦い続けてきた倫子と、辛い過去がありながら底抜けにバカで前向きな紅朗。どうしても凄惨なバトルに繋がりがちな展開で、著者さんらしい二人のボケツッコミが癒やしになっていましたね。敵味方の多くに忌避される倫子の終わりの見えない戦いがどこに向かうのか、紅朗の存在が重要なキーマンになっていきそうな予感。次巻も楽しみです。2015/09/12

まりも

46
吸血鬼が伝染病として認識された世界で、吸血鬼でありながら吸血鬼を殺す為に警官になった少女と新人おバカ警察官のコンビが街の平和を守る為に戦う話。なかなか良かったです。今回は刑事モノという事で、対象年齢は少し高めのどシリアスな物語でした。吸血鬼と人間の悲しすぎる関係、倫子の過去と読んでいて息苦しさを感じるほどでしたが、主人公の底抜けのおバカ具合が唯一の救いになってましたね。ただあの世界で底抜けに明るいっていうのは、それはそれでヤバい気もするけど。新シリーズとの事なので、次巻も楽しみです。2015/09/13

Susumu Miki(Dik-dik)

44
「吸血鬼はウイルスによる症状であり、人間に害を為す存在として人権が制限されている」という設定の下、櫻夜倫子は吸血鬼でありながら吸血鬼対策専門の刑事として働いており、そこに部下として紅朗くんが配属されて…。これまでの作者の作品はヒロインはハイスペック残念系、男性主人公にツッコミを入れられるという感じが多かったのですが、本作はその形ではないです。紅朗が『神様のメモ帳』の平坂組の下っぱっぽかったり上司の筑摩川部長が『楽聖少女』のハイドン先生っぽかったりしますが、見せ方が変わるとキャラもより活きてきますね。2016/01/29

giant★killing

41
内容は血を啜り同胞を増やしていく吸血鬼の存在がWHOで公式に伝染病だと認められた世界で、同じ≪吸血種≫でありながら≪吸血種≫を処理する警部櫻夜倫子と新人のバカ刑事桐崎紅朗のコンビで≪吸血種≫と戦っていくというお話。底抜けにポジティブなバカの紅朗のおかげで多少救われている雰囲気がありますが、世界観・設定はかなり救いようがないくらいシリアス。倫子の人間世界で生きていくために同族を殺し続けなければならないジレンマが辛いですね…この物語に救いってあるのだろうか…?次巻はどうなるのだろう?楽しみに待ってます^o^。2015/10/08

ナカショー

37
人の血を啜る《吸血種》を狩る吸血種の少女、櫻夜倫子とその相棒、桐崎紅郎の話。紅郎はホントにいい性格してるなー。紅郎が底ぬけのバカでとてつもなく明るくどこか憎めない性格のため、扱いに困ってた倫子だが一緒に行動していくうちに少しずつコンビの絆を深めて事件を解決していくのは良かったです。是非とも続きが読んでみたいです。2015/09/19

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