電撃文庫 マグダラで眠れVI

著者名：支倉凍砂【著者】/鍋島テツヒロ【イラスト】

KADOKAWA（2015/11発売）

• ISBN：9784048668996

内容説明

異端審問官アブレアの足跡を辿るクースラたちは、天使が降臨し、金銀を生み出す灰を授けたという不思議な伝説の残る町ヤーゾンを訪れた。　町の教会でアブレアの署名を見つけたクースラは、町に語り継がれる伝説が真実であると確信を得る。　さらにクースラは、調査のため立ち寄った薬種商の娘ヘレナから、ガラス職人たちが伝説を紐解く手がかりを握っていると聞き出す。だが同時に、町を取り巻くガラス職人たちと町の間の確執を知ることとなるのだった──。　かつて天使に作られた町で、眠らない錬金術師が恋に奔走するシリーズ第６弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チェシャ猫]

クースラ完全に落ちてます。フェネシスは強くなってるなぁ。金銀を生成するときにできる何かだろうなとは思いましたが、使い方を完全に間違えてました。炎の中に入れるとばっかり。材料に混ぜると思ってませんでした。鉄に使えないのが不思議でしょうがなかったですが、使い方を見て納得。

2015/01/28

[よっち]

異端審問官アブレアの足跡を辿るクースラ達が、天使が金銀を生み出す灰を授けた伝説の残る町ヤーゾンを訪れたお話。どんどん魅力的になっていくフェネシスと、孤高であったがゆえにその距離感に戸惑ってしまうクースラの初々しいやりとりがとても良い感じでしたが、いったんは身分違いの恋などよくあることと断じたのに結局見捨てられず、フェネシスの期待に応えてしまうクースラも変わりつつありますよね。今回登場の二人を見て気づかされることもあったのではないでしょうか。恒例の絶体絶命の窮地から伝説を解明しての逆転劇もまた良かったです。

2014/09/13

[まりも]

奇跡の灰を巡る回。硝子職人が嫌われる街ヤーゾンに訪れたクースラ一行。フェネシスと別行動をとらないといけないせいで不機嫌になったり素直に褒める事が出来なかったりと恋に不器用なクースラ可愛い。そんなクースラの嫉妬を煽ったり頑張って二人きりになろうとするフェネシスはもっと可愛いです。展開はいつも通りで目新しさはありませんが少しずつ進展していってる二人の関係は読んでいて微笑ましい。次巻も期待。

2014/09/12

[た〜]

ショートヘアのウルちゃんもええのぉ（笑）閑話休題。フェネシスの存在がどんどんクースラの心の真ん中を占めるようになってきた。話の展開としては危機が訪れる→奇跡を起こして解決、というパターンの切り返しになりすぎている気もするが、ついでに色々伏線を張りまくっている感じなので、最後にどう回収するのか楽しみではある

2017/03/09

[Yobata]

異教の国ラトリアの女王の改宗により職人に変装して旅に出たクースラ達はコレド・アブレアの軌跡を追ってヤーゾンという町へ。その町はかつて天使が舞い降り金銀を生む灰を授けたという伝説が残る町だが、それを知る硝子職人は燃料を食い荒らすとして忌避されていて…。フェネシスちゃんがどんどん魔性を帯びて可愛くなって来てるねぇw短髪に男装も可愛いじゃないw変装して旅をする際にあたりクースラはイリーナと,フェネシスはウェランドと組むことになり気分のよろしくないクースラ。ならそう言えばいいのに見栄と意地で武装した堅物なので→

2014/09/10