内容説明
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国民こそ政治の主人公である。この「国民主権」の理念が、どこまで実際に機能しているかが、日本国憲法の運用上における最大テーマであったといっても過言ではない。立法府の優位性は守られているか? 果たして国会は生きているか? 現今の焦眉の課題=政治改革を見据えて、憲法の根本原理を検証する。
感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
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日本は、いちおう民主主義の名のもとに国会を運営し、議会制政治をで国を取り仕切っている。ただ同じ議会制民主主義といっても一様ではない。アメリカはアメリカ型、イギリスはイギリス、ドイツ、イタリア等々、国柄によって政治執行の仕方は違う。では日本型議会制民主主義という国会運営とは如何なるものなのか? 恥かしながら本書を手に取るまでよく判らなかった。なぜ衆議院と参議院という二院制なのか? その働きに違いはあるのか? 議員立法とはどんな仕組みで、なぜ必要としているのか? 小選挙区制は日本の政治にとって妥当か、否か? 2016/06/23