内容説明
KADOKAWAの情報誌「ダ・ヴィンチ」に連載された異世界旅行記「聖地巡礼」が角川文庫化に際して改変され「水の巡礼」に。
二〇〇〇年にベストセラー小説を出版、彗星のごとく文壇にデビューした作家田口ランディが日本の知られざる聖地を巡る。
超能力者、シャーマン、占星術師と毎回多彩なゲストが登場。事実は小説より奇なり。完全ノンフィクションの不思議ワールドが展開。節分の前に鬼をお泊めするという天河大弁財天社の儀式「鬼の宿」から始まり、多摩川の水源である水神社から渋谷の地下に広がる暗きょへと水を追う。「水は魂と似ている。水自身は穢れない」
美しい水を求めて、屋久島の森、富士山と河口湖、青森の怖山、知床、広島、熊本、鹿島神宮、そして日本神話のふるさと出雲大社に秘められた謎へ。どんな願いも叶うというイワクラは実在するのか。田口が作家となるきっかけとなった驚くべき秘密が明らかに。
森豊による美しい旅の写真も満載。土地と人間の意識が接触できる場所を見つける旅。隠れたパワースポット、ミステリースポットのガイドブックとしても最適。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
8
私は神社や山へ行って何か感じても、雰囲気に呑まれたか気の迷いだと断じてきた。しかし人間の身体の持つ可能性を知るにつけ、生物としてなにかしら感知することは有り得ると考えるようになった。しかればこれら神秘の力を持つという場所に是非行ってみたい。人が昔持っていたはずの感覚なら涵養できそうだ。ランディさんは木や草、山、水、自然のことをもっと知りたいと言う。機会に飛び乗って、行き、納得するまでつき詰め、つながっていく。それは生物として信頼するに足る大きな根源にひかれた、原始的な欲求なのだろう。『魂は水に似ている』。2016/07/21
秋乃みかく
2
★★★★☆ 9年ぶりの再読。うわ~ランディさんって不思議なお友達が多いな~(笑)水と魂。この二つの繋がりを感じさせてくれる旅の数々、とても面白かったです(^^)2015/11/24
月式
0
水と魂の相似。2011/04/10
Takehisa Akitsu
0
水にまつわる紀行文を楽しませていただきました。色々と旅した思い出が重なりました。2019/05/16
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