角川文庫<br> 死を語り生を思う

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角川文庫
死を語り生を思う

  • 著者名:五木寛之【著者】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • KADOKAWA(2015/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041018064

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内容説明

少年の頃から死に慣れ親しんできた著者。瀬戸内寂聴、小川洋子、横尾忠則、多田富雄という宗教・文学・芸術・免疫学の第一人者と向かい合い、“人間はどこからきて、どこにいくのか”を真摯に語り合う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西条べべる

2
「大河の一滴」の作者が作家、宗教家、芸術家、生化学者と死について語る対談集。それぞれの方の死生観が語られていて、とくに免疫学者の方の内容が面白かったです。(iPhoneの自動読み上げによる読書)2023/12/07

ことり

1
若いうちは死を意識することは少ないが、昔は死が身近にあったのだろう。特に五木さんの時代は戦争もあったので尚更だろう。死を情緒をもって語っているような気がした。2023/11/19

ナウラガー_2012

0
現代の科学では脳死によって死の判定がなされるが、免疫系全体が運動を停止するのは脳死の少し後になる。実際、髭は脳死後にも伸びたりする。だから脳死状態の人に皮膚移植をした場合は、拒絶反応が起こる可能性がある/精神分析医・フランクルの『夜と霧』:筆者がアウシュビッツの強制収容所での体験を描いたもの。「何て綺麗な夕日なんだ..」と綺麗な夕日に感動した人の方が極限状態の中を耐え抜いて生きた..というエピソード。アウシュビッツにもオーケストラがいた『死の国の音楽隊-アウシュビッツの奇蹟』2018/07/05

ナウラガー_2012

0
(胸骨の後ろ、心臓の前に位置し、心臓に乗るように存在する)、T細胞の分化、成熟など免疫系に関与する一次リンパ器官。免疫の参謀本部。胸腺中のリンパ球が最も多いのは思春期(10代前後)でピーク時の胸腺は3、40g。その後は急速に萎縮し脂肪組織に置き換わる。この胸腺の退縮は70歳までにほぼ完了するため胸腺は”最も老化の早い器官”といわれる。逆にいえば胸腺は発達が早く、たとえば、出生直後のマウスで胸腺摘出を行うと、マウスは免疫不全に陥るが、成熟マウスで摘出をしても免疫系に影響は少ない2018/07/05

ナウラガー_2012

0
があったりするが、母体の中にできた胎児も母体からすると異物ではあるが拒絶されない。免疫の中には自己の中に非自己を共存させていこうという側面も持っており、免疫トレランス(寛容)という/細胞で死なない細胞が増えてしまったら(それが癌=不死の細胞増殖)、増殖を繰返していって細胞増殖に抑制がきかないような生物は、群れとして滅びてしまう(奈良女子大・高木先生)/メメント・モリ(memento mori):ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」、「死を忘るなかれ」という意味の警句/【胸腺】胸腔に存在し2018/07/05

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