内容説明
元参議院議員の折笠修一郎が、新築した自宅で刺し殺された。死体のそばには、全身に返り血を浴び、右手に血まみれの包丁を握ったまま意識不明となった折笠夫人。状況から、妻が夫を殺し、その直後に睡眠薬入りのブランデーを飲み自殺を図ったのは確実とみられた。…だが、じつはそこには大胆奇抜な殺人方法が隠されていた。事件の捜査に烏丸ひろみ刑事が投入されるが、その前に現れたのが前作『哀しき檸檬色の密室』の犯人。烏丸ひろみに恋した殺人犯人は、彼女のために折笠事件の真犯人を追及するが…。『三色の悲劇』シリーズ最終作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
15
烏丸ひろみシリーズ。『三色の悲劇』最終作。毎回真相パートのページ色付ですごい、今巻はきれいな瑠璃色。全体的に紙のぬめり感もいい。入院中の財津警部と別の事件の捜査にあたるフレッド、いつもとは異なる状況で頑張るひろみだけど…。前作・檸檬色の真相スッキリしないと思ったらそう繋がるか。今回の事件、後味悪いしひろみも大分…。このシリーズの未読作品読みたいなぁ。2022/03/10
ひで
5
烏丸ひろみシリーズがあるみたいなので読んでみよ。っと2016/01/20
ag0514@だが断る👼
3
☆☆☆★ 「警視庁捜査一課・烏丸ひろみ」シリーズの中の「三色の悲劇」シリーズ3作目。元国会議員が、新築した自宅で刺し殺される。死体のそばには、返り血を浴び、凶器と思われる包丁を握ったまま意識不明の状態の奥さんが…。シリーズの中では、本作が一番面白かった。殺害方法も驚いた。前作「哀しき檸檬色の密室」で正体不明の犯人が、事件解明に重要な役割を果たします。ぜひ「薔薇色…」「檸檬色…」を読んでから、読んでほしい。今回は、第4章のページの色が瑠璃(うすいブルー)色になっています。既発の『瑠璃色の悲劇』の改題。2020/09/19
PEBO
0
内容は結構ヘビーなのにすごくあっさり。後味もかなり悪い終わり方なのにそう感じない。けどつまらないわけではないんだけど・・・この人の本ってちょっと特殊かもしれない。2009/12/19
ジャッキー
0
烏丸ひろみシリーズの中でも最も後味の悪いものの一つではないだろうか。謎解き編にひろみがほとんど出てこない。ストーリーはやはり面白い。2009/03/23
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