内容説明
世界は新しい対立の時代に入った。いざこざや、怒りや、憎しみや、嘆きに身もだえしながら、夜になると寝て朝になれば目が覚める。そして食べて働いて生きる。小さな街の一断片として生きるのだ。営み生きるものの思いは繋がっている。この地上にはまだ光が満ちている。それがすべてだ――。生活の現場から、人間と社会の深層を見つめ続ける著者。その魂に映った「世界」とは……? 心に響くスピリチュアル・エッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
10
年の功のうちか、近頃は深く考えずとも、無難な道を直感で選ぶことができる。嫌な出来事をするりと忘れることができる。知ることへの意欲は旺盛な一方、触れ、会いに行き、話し、考えることを私はしているだろうか。得た知識の中から今の気分に近いようなものを拾い上げて、さも自分の頭で考えたように唱えていないか。考えることはしんどい。でもランディさんは飛び込み、肌で感じ、遠回りなような道をぐるぐる考えて歩く。毎回同じことを言うけれど、ランディさんの本はこういう刺激を与えてくれるところがいい。アート、写真、岩。触れてみよう。2017/10/11
駄々猫
5
いつもながら、ランディさんの文章は率直で好ましい。「誰か教えてくれ」とのたうってたりするし、目線がフラットで、一生懸命だなと思う。上から偉そうに論評しないところが特に好き。それでいて、しっかりと自分の頭で考えさせてくれる。「教えてやる」じゃなくて「私はこう考えた、あなたは?」って問いかけてくるような文章なんだな。2009/02/03
宮崎太郎(たろう屋)
3
こんなにゴチャゴチャしてるし、世界はわからないことばかりだけど、何かがひとつ結ばれている。ランディさんの本はいつもそんな風に思わせる。それは場所を超え、時間も超え。人間の面白さを感じます。2024/02/13
、
3
それでも空は青い、にはなんかしみじみと感じ入ってしまった。世界は存在しているよね。あと、顔というマンダラ、にはたしかに!と思う事があった。わたし顔について美醜の概念があまりなくて、顔がきれいとかそうではないとかはわかるけれどつくりはかなりどうでもいいと思ってます。でも興味がないなりに顔の好き嫌いっていうのはもの凄くあります。なんでこんなに他人の顔の美醜(造型)に興味がないのかと思ってたんですけどたぶん私はそういう顔の造型の向こうのメッセージ7割くらいで顔を見てるんだろうなと思いました。2013/12/02
donguri
3
この人の考え方は、まっすぐでまっとうで好きなのだけど、何故帯にスピリチュアルエッセイって書くかなあ。スピリチュアルじゃないじゃん。わざわざうさんくさくしなくてもいいのに。2009/01/05
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