角川新書<br> メディアと自民党

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角川新書
メディアと自民党

  • 著者名:西田亮介【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2015/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041027479

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内容説明

小選挙区制、郵政選挙以降の党内改革、ネットの普及が、メディアに対する自民党優位の状況を生み出した。「慣れ親しみの時代」から「隷属の時代」への変化を、注目の情報社会学者が端的に炙り出す。田原総一朗推薦。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shiozy

24
ふむ、ネット活用に一番熱心なのは自民党らしい。「政治のメディア戦略」はどんどん先鋭化してるのに、「メディアの政治戦略」が構築できていないのがふがいない。本書の論旨には納得できるものの、それにしても学者さんの文章は読みにくい。2016/08/25

Miyako Hongo

19
民主党政権から自民党に代わったとき、それまでの政治家バッシングが一気になくなって微妙に思った記憶がある。□主にネット普及により変わった情報環境に一番早く適応したのは自民党だったという話。政治、メディア、有権者の中で、選挙落ちればただの人になる政治家が一番情報戦に熱心であり、党を挙げてこれに取り組んだのが自民党だった。元広告屋の世耕弘成を中心に行われたその手口を紹介する。何となく前読んだ『戦争広告代理店』を思い出させる嫌な感じ。□この本にあったT2資料、間違いなくプロの仕事。街頭演説の掴みまで教えてる。2016/06/05

ほじゅどー

9
★★自民党がメディアを圧倒している。従来の慣れ親しみの時代から隷属の時代へ。その中で、電通と自民党は55年体制から関係性を保ってきた。勘による選挙からデータによる選挙へ。2016/08/16

takizawa

6
新進気鋭の社会学者によるメディア論/もう一つの現代日本政治。自民党の広報戦略の巧みさについては小泉元首相の頃から指摘されていたのでこのような研究には関心があった。本書の取材の特徴は、著者も述べているように、電通をはじめとする民間企業へのアプローチがなされていること。陰謀論がどれだけくだらないかがよく分かりますね。2016/01/10

tenorsox

5
自民党のメディア戦略についての考察。ダサダサに映るネット対応も他党より圧倒的に進んでいるし、従来メディアへの対応も過去の経験がノウハウとして積み上がってて隙がないと。 話題となったTV局への圧力については合法かつオープンなもので、むしろTV局側がもっと知恵を絞って対抗すべきと手厳しい。メディア側がビジネスとジャーナリズムの両面でだらしないので政治にフリーハンドを与えてしまっているとの指摘には頷くばかり。 メディア側をディスってるが決して政権寄りではなく、むしろメディアの機能不全に対する警告の書。2015/12/14

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