わたしの木下杢太郎

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わたしの木下杢太郎

  • 著者名:岩阪恵子【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 講談社(2015/10発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062195300

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内容説明

近代を代表する耽美派の詩人でありながら、同時代の白秋・茂吉・啄木らに比べ、今日ほとんど顧みられることのない木下杢太郎。中野重治の言葉に導かれ、著者はこの不遇の詩人の作品と生涯を追い始めます。詩人としてだけではなく、皮膚病の医学者、膨大な植物画を遺した画家としても活躍した「もう一人の巨人」の全貌に、評伝の名手が迫った、極私的詩人論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kiho

12
初めて知る作品と詩人…何気なく手にしたことで1人の人生に触れられた感⭐言葉だけでなく遺した絵も印象的だ。2016/04/08

hasegawa noboru

2
木下杢太郎という忘れられた詩人を(医科学者でもあった)岩阪さんらしく控えめに再発見している。私は文学史的知識の欠片しかなく無論読んでいない。晩年の「残響」という随筆の引用部分(=孫引き)〈ちるや玉ゆら夕立の雨/雲風もみはてぬ夢とさむる夜に/我かけなれやふくるともし火/これは明応八年(一四九九年)宗祇七十九歳の時の独吟「山何百韻」の最後の句である。なほその前の三句を引くと「つれもなき人に此世をたのまめや」「しぬる薬は恋にえまほし」「蓮葉の上をちきりの限にて」といふがあり、それに上記の三句が続くのである。〉2015/10/06

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