日本の未来を考えよう

個数:1
紙書籍版価格
¥1,848
  • 電子書籍
  • Reader

日本の未来を考えよう

  • ISBN:9784844374251

ファイル: /

内容説明

私たちが暮らす日本。
皆さんは、日本のことをどこまでご存じですか?

日本を小さな島国と思っていませんか?
日本の税金は高いのでしょうか? 安いのでしょうか?
年金破綻はあり得るのでしょうか?

知っているようで知らないことがたくさんあります。
数字を使って見ることで“ありのままの日本を浮かび上がらせ、
どうすれば日本の未来が明るいものになるのか、日本が目指すべきはどこなのかを考えると同時に、
情報を集める方法、数字を使って物事の真相を見極める力まで養える1冊です。

僕の趣味は、旅と読書です。
これまでに70以上の国、1200を超える都市を訪れ、自分の足で歩いて得た1つの結論があります。
それは、「日本ほど素晴らしい国ない」という確信です。

「この素晴らしい日本の未来を明るいものにしたい」
この本には、そういう思いを込めています。

僕が常々思っていることは、「人間は次の世代のために生きている」ということ。
団塊世代の僕がこれからを担う若い世代にできること。
それは少しでも未来が明るい方向に進むように、情報を発信しつづけること。
ぜひ、日本の未来を明るいものにするため、日本の未来について一緒に考えてみませんか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

31
多読家の著者はデータ豊富なボリュームのある本も書く。2050年には日本人女性の平均寿命は90歳に(49頁~)。対GDP比主要国の公的債務残高の推移(折れ線グラフ)では、日本だけみるみる公的借金が増加中(IMF2015年、81頁)。2060年に予想される日本の人口ピラミッドは出生率が低位と高位では総人口で1500万人の差が生じるという。世界人口の方はこの先50年で30億人増加する(133頁)。著者は日本の針路として、中負担・中福祉が一番現実的という(154頁)。2015/10/28

Kaz

13
孫正義、三木谷浩史、柳井正など、日本には優秀なビジネスパーソンは数多くあるが、個人的に尊敬しているのが出口治明氏。氏の講演を聴く機会があったが、改めて持っているものの広さと深さを感じるものであった。本書では、物事を見る時に、時間軸と歴史軸で見る「タテ軸」と空間軸と世界軸を意味する「ヨコ軸」を持つことが、理解を深め本質を見抜くことにつながるという。本書ではこれらの視点を駆使して日本の未来を洞察しているが、この手法は様々な場面に応用が効くよね。2017/10/25

キンとギン

11
445ページの大作。ほとんどがグラフとその感想・解説。グラフを見ると日本の問題と進むべき方向性は明らかなのですが、まあそんな政策を打ち出すと選挙に負けるからできない、と。日本人の睡眠時間は世界的に見て30〜1時間短い、マスメディアを極端に信用し、逆に宗教を極端に信用していないなど興味深いデータも。また国連の英名はUnitedNationsで戦時中に使われていた連合国と同じで、日本はアメリカに次いで2番目に多い分担金を払っているのに国連安保理常任理事国にはなれない。などなど。2016/09/30

ゆうきなかもと

9
<日本では衆議院議員の定数削減に向けて走り出していますが(2012年の3党合意)、国際社会から見れば日本の議員数はすでに低水準です。> <単純に年収だけを比較した場合、日本の国会議員の給与は世界最高水準です。アメリカの2倍、連合王国の4倍にもなります。  これは地方議員の場合も同じで、日本の地方議員の報酬も世界一高いのです> 本書は、グラフ化された、公的機関のデータを用いて、日本の現状を説明した良書。今、日本人が本当に問題とすべきことが何なのかがわかります。2016/04/23

とっく

9
私はグラフを読むのが苦手なんですが、出口さんの優しい解説つきでどんどん読み進められました。日本の未来に悲観的な人は多いと思うけど、この本を読んで数値データで見せられるとそれってマスメディアの情報を鵜呑みにして正しい情報が不足してるだけじゃ…?と気づくきっかけになりました。目からうろこな情報満載。もっといろんなことにアンテナを張ろう。そしてこの本はもっとたくさんの人に読まれるべきだと思う。2016/03/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9825523
  • ご注意事項