内容説明
「特命により米田准尉を我が夫とする」米田に突然下されたのは、特務機関の草薙桜少佐と市井に潜伏し、付喪神が宿る特殊器物を蒐集するという極秘任務！ 霊的結界が綻び始めた帝都の守り神にというけど、なんで“夫婦”設定に!? ──が、任務に忠実で霊力も高いのに家事は全然ダメな新妻って可愛すぎでしょ！な胸キュン生活満喫中、桜を狙う高貴な神が近づいてきて──!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蝶よ花You
33
う〜ん…。なんだか勢い余った…といった印象の作品。設定としては、あるようで無いようなお話なので良いのですが、何分とっ散らかっている。主線としては、「神器集め」と「桜を狙う神との対決」なのでしょうが、どちらも中途半端に摘まんで摘まんで…と行き来するので忙しない。そして、「長くこの物語を続けたい感」をありありと感じるので、余計に浮つく。むしろ、一巻で終わらせるつもりで神との対決の方に重点を置いてまとめた方が、作品としてまとまり、より良い作品となったのでは。主観も統一性が無く、少々読み辛く感じました。2015/10/26
ぐっち
23
偽装夫婦で付喪神憑きの骨董集め、妻が上官で夫がワンコ部下・・・という設定はなかなかおいしいのですが、桜がどれが素なのかわからず若干戸惑いました。付喪神たちは可愛かった！月読の件も、夫婦生活の件も、骨董集めの件も中途半端なので、続く、のかな？2015/11/01
幸音
10
明治時代、陰陽一族出身の軍人･桜と視える能力を持つワンコ系部下･雅彦の偽装夫婦もの。キャラ設定に惹かれて読んだら、桜の口調が仕事モードと奥様モードと素でそれぞれ違っていたのが予想外。夫婦の適材適所な役割分担や、襖の間で手を繋いだシーンがお気に入り。さらに結婚４日目の朝に顔を合わせづらいともだもだする桜が可愛くて微笑ましい。２人のそれぞれの付喪神、特に姑な付喪神･小箱が楽しい。今はまだ桜は信頼以上恋未満で、旦那様の片想い状態かな。香取秘書官の羊羹好き設定が不意打ち。本当の夫婦になるまでを読んでみたいと思う。2015/10/19
六花
9
付喪神が宿る特殊器物を蒐集する極秘任務の為、夫婦を演じる事になった米田准尉と草薙桜少佐。米田は頼りないけど家事全般が出来るのはポイント高い。不器用で一生懸命虚勢を張ってる桜も可愛い。米田はヘニョヘニョしてるけど、ここぞという時に良い事を言う。「好きなら許してだなんて言わないでよ。たくさん好きでいてくれてありがとうって言ってあげなよ」。ピュアな言葉が沁みた〜(ノ_＜)2017/06/29
粋
7
設定はいいし、魔鏡の話はなかなかよかったけど、話が何か物足りないのと、キャラにどうにも馴染めず。どちらかと言うと、付喪神や鳥山、香取の方が好きだな(笑)2022/02/18
