内容説明
わたしがお仕えするサタン様は類い希な美貌の持ち主だ。でも『魔王』としての本来の力を失った今の外見は十歳くらいにしか見えない。サタン様がお風呂から上がる前に数を数えるのも、苦いコーヒーが飲めないのも、映画館ではしゃいで叫んでしまうのも、全て世界を統べる力を失っているからなのだ。街はいよいよクリスマスムード一色。そんな時、生徒会長の御堂ヒカルがいきなりわたしに付き合ってほしいと迫ってきた。なぜかいつも間に入って邪魔をしてくるのは愛沢悟。一触即発な二人にサタン様は、サンタとしてクラスメイト達をもてなすパーティを主催するので、そこで決着をつけろと命令するのだが―。ちょっとHなうっかりラブコメ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
7
普通に幼女してる。今回はクリスマスの話。ただ、全体的にはやや低調気味で、あんまりサンタ感がないのも気になる。リリスの大ボケは毎回の事だけど、それと新キャラの絡みばかりがメインになっていて他が進まない。最後のバトルも唐突だしなぁ。しかしガブリエル子、いったい何者なんだ……。そして宴会の方も見たかった2017/09/07
KUWAGATA
2
せっかくのクリスマスなのに、その意義を知って、リリスとサタンが驚愕、みたいなシーンが欲しかった。リリスはとても可憐な美少女なのに、いっつも腹黒なことを考えて、しかもそれが完全なリリスの勘違いで、それで挿絵を見ると目の覚めるような美少女で、と、そのギャップが楽しかったです。もうちょっとストーリーの盛り上がりと、白熱したバトルシーンがあれば打ち切りにならなかったんでしょうけれど…。個人的にはもう少し続きを読んでみたかったです。2012/06/20
鰐雨
2
サタン様可愛い！ のは良いんだが、えーと結局このまま和気あいあい進行で良いのだろうか。この調子では、例えばリリスが正義に目覚めるとか、そう云う展開もなさそうだし？ とは言え、これはこれで地味に面白いんだよなぁ。敢えて人に勧めるほどでもないが。2012/03/15
かぜやまごろろ
2
ボケボケヒロイン一人称は結構めずらしく、突き抜けていやし効果を醸しだしてないこともないのですが、まあ。ラブコメ、らしいのですが、ここまで片思いが相手に待ったく無視されているのも、昨今いきなりデレまくり設定の多い中では興味深かった、かなあ？1巻でのバトル展開がほとんど出てこなかったのはもったいなかった。2011/06/16
524
2
☆７、５ 作者：麻宮楓 サタンさまの復活のために働くメイドの一人称視点のドタバタラブコメ。設定をかなり広げているが回収せずに打ち切りエンド。
