秋月あきひろのポジション（１）

著者名：野村宗弘【著】

講談社（2015/10発売）

• ISBN：9784063545937

内容説明

怪力・秋月あきひろ（28）は、妻と1歳半の子を持つ父であり、プロ野球球団「常勝ドリコノーズ」と育成契約を結んだ育成選手。3年以内に70名の支配下登録枠に入れないと自由契約（クビ）に…。遅咲きルーキー秋月あきひろ、夢をつかみとれ！　【育成選手豆知識】最低年棒は230万。あきひろは260万！　2軍の公式試合に出られる育成選手は1球団1試合5名まで。ライバルは身内！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[刷子筆男]

オールドルーキーなプロ野球育成選手の悲哀を、（今のところ）ちゃんとした取材でまったりと描き出す、佳作球漫。講談社媒体の掲載だからってチーム名を「ドリコノーズ」にしたセンスの良さには仰天。どんどん続きを読んでいきたい感じだが、果たしてどう落とすのかは気になる（日常系ないい話で終わらせるか？　それともサクセスストーリーか？）。まぁ、にしてもこの類のマンガ、いろいろうるさくなって実在球団＆選手を出せなくなってからは、アイディア勝負になってきましたなぁ。

2015/11/21

[山口康隆]

草野球でスカウトに見いだされ、なんと育成ドラフトで指名されてしまった主人公。パワーは凄いが、守備走塁はまるっきりダメ。脱サラして70人枠を目指してがんばるが育成選手は３年後に契約を勝ち取れなければクビ。一軍デビューまでの道はけわしい……。／この作品を描くにあたって、ホークス、巨人、広島に取材したらしい。そのせいなのか、マウンドの整備の話や審判にも育成制度がある話など、はじめて知る話が多く面白かった。健気な妻や屈折した育成選手といった脇役もいい。

2015/10/28

[あずき]

ニッチを狙った感じ。 取材してある感じが良い

2017/01/12

[さとさとし]

28才妻子持ち育成選手が主役。 ドカベンでもルーキーズでもラストイニングでもかっとばせ!キヨハラくんでもない、生活感溢れる野球マンガ。

2020/08/08