内容説明
これは新たな「文化大革命」か。「反腐敗」で政敵を次々に摘発、放逐、中華帝国再興の野望を追いながら、暗殺の恐怖に脅え、側近は「友達」で固める……。
中国最高指導者の知られざる実像と、共産党内部の暗闘に、ボーン・上田賞記者が緻密な取材で鋭く迫る本格ルポ。激動の中国情勢を理解するために必読の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
16
腐敗追放と言いつつライバルを死に追いやり独裁化を強める。まるで北朝鮮。ハワイから西は中国が支配するというのが本音。衝突も辞さずという中国に日本はどう対応すべきなのか。2018/10/08
ken
3
習に都合のいい表現が気になりますが、参考になります2016/01/01
りくぞー
2
中国に通暁している日経新聞記者が書いたルポ本。刊行は10年ほど前だが面白い。ただ、学術書ではないので真偽については少し割り引いて読む必要がありそうだ。題名のとおり習近平がライバルとの闘争を勝ち抜いて最高権力者へと登りつめていく過程が主題。一方で、当時の外交政策や日中関係についても触れられている。 中国では権力闘争とは命を懸けて闘うものだということがよく分かる本。また今読むと、最側近(張又侠など)にも粛清の波が及び、習近平への権力集中がさらに進行していることが分かる。隣国民としては恐ろしい限り。2026/07/31
Hatann
2
習近平は2013年に国家主席に任命されているが、この本は第一期の前半部分に触れられている。著者に限らず、習近平の権力闘争面を強調して、独裁を志向しているとか、お友達のみを登用しているとか批判的に描写されることも多いが、そもそもそういうところは批判されるべきものではない。習近平も決して聖人君主ではないが、もっとその政策面を評価すべきであろう。例えば、反腐敗運動が権力闘争に使われていることも否定しない。しかし古くは朱鎔基の頃から指摘されて今まで徹底できなかった施策である。そこを断行する意思を買うべきであろう。2018/04/15
波切
2
習近平は反腐敗という名目で江沢民ら過去の長老と呼ばれる権力者派閥の排除を強行。独裁を進め、権力地盤固めを実施。過去の中華繁栄を目指す。共産党の権力者や次代の有力者なども明記されているが、もう少し狭く深く共産党の権力闘争を知りたかった。2016/12/17
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