内容説明
≪嫌われ者に愛の手を≫――週刊誌記者・小谷野丈二のもとに届いた謎のメモは、壮絶な復讐劇の始まりだった。別れた妻子を救うため、三人の“嫌われ者”と共に「死のPK戦」に挑む丈二。死闘の果てに、復讐に燃える男・オオシマの“本当の狙い”がわかった時、戦慄の結末が待ち受ける!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
70
作者らしいお話でした。まさにタイトルどおり!『嫌われ者に愛の手を』仕掛けられるゲーム。来栖は本当人間殺された?誰が犯人?果たして増男、あや、丈二は助かるのか?味のある仲間たちも出てきて、意外と増男って嫌なやつじゃないかも?なんて最後は応援しちゃってました。ラストはまさかのジャンプ!ちゃんと犯人がいて、捕まってよかった。ちょっと長いけど、面白かった。2020/06/11
佐々陽太朗(K.Tsubota)
62
木下半太氏の小説は数えて9冊目。好んで読ませていただいてます。特段の感動などありはしません。感動とは別の動機を持って木下氏の小説を読むのです。たとえて言えば、それは遊園地のジェットコースターです。ジェットコースターってのはとにかくハラハラドキドキする乗り物です。そのスリルを味わうためにのみあるものではないでしょうか。はっきり言って、そんなものなくても誰も困らない。乗る必要など何もない。でも、目の前にそれがあれば乗らずにいられない。そう、木下氏が紡ぐ物語はまるでジェットコースターのような物語なのです。2013/12/02
Yosshiy
41
テンポの良さといい、グロさやエロさそして笑いが所々に散りばめられ飽きのこない展開。最後で、そーきますかぁ‼︎ふむふむ、これ続編出来そうだけど時期も立ち過ぎてるから無いんすかね⁉︎B級映画を見ているようで、楽しかったです(笑)2019/03/22
Takeshi Kambara
33
短期間に2度も絶望を味わった男が復讐の為に用意した舞台はサッカーコート!?突如始まった復讐劇に嵐のように巻き込まれていく数名の男女はペーターとかクララとかどこかで聞いたような怪しい連中に拉致られとんでもない展開に。最終盤に首謀者の復讐の意図や目指す結末が明かされた時は震えた。設定や展開に少々ツッコミたい部分もあるが木下作品なのでこれでヨシ!そして、なんか違和感があるなぁと思ったら本作は珍しく笑いの要素が皆無だ(笑)登場人物達が凄く魅力的だったので続編を見てみたいと思った。2022/11/28
アイゼナハ@灯れ松明の火
24
うん、まさにハチャメチャ(笑)事故で両足を失った天才サッカー青年の復讐譚、ということで間違いではないはずなんですが…どうしてこんなに面白キャラを沢山絡ませないといかんのか(苦笑)しかも、展開が割と陰鬱な感じなので、笑いどころに困ってしまいました…勿体ない(笑)伏線らしきもの(?)も張られていることだし、ぜひ今回の脇役陣を集めてもう1作書いていただけないかしら。できれば明るめのストーリーがいいなっ!2012/10/31
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