内容説明
「大往生したけりゃ医療とかかわるな」という中村仁一医師の衝撃の『逝き方指南書』は大きな反響を呼んだ。行き過ぎた延命治療の現実に目からウロコが落ちた人も多いが、一方、目の前で親が倒れて苦しんでいるのを見て、家族は救急車を呼ばないでいられるだろうか? 食べられなくなった親に一切の栄養を与えないで、と言えるだろうか? 20年にわたって「在宅での看取り」をみてきた中村伸一医師との対論で、逝く当人、看取る家族の双方にとっての「理想の死」を考える実践の書。大量死時代を目前にし、「サヨナラの準備」は現代日本人必須の新マナーである。「生きて逝くノート」付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
3
親を安心して看取るための心の準備の必要性(まだ、元気ですが)と、自分自身のことも含めて、自宅で死ぬことが困難になりつつある現状と(地域にもよりますが)、ならどうしておけばいいのかということを教えていただいた。旧名田庄村のように、普段から地域での密なコミュニケーションがなければ、いざという時に備えてのエンディングノート(死に対する本人の意志を示すもの)は必要です。2013/05/19
チダ(uy1)
2
不慮の死含め年齢問わずいつ訪れるかしれない。 医師とは死への引導者という先人医師の言葉を思い出す。 ガン死が理想とされる記述には驚いた。死への準備時間をくれるという事に納得。誰でも一度は考えておいたほうがいい。 若いうちからエンディングノートを作っておくと、 より生の時間の貴重さを感じる。 この本を読み自分のそれを再度改定しています。 2013/05/19
まめお~
2
父が買った「このテ」の本4冊目。対談本。前回の「仁一VSひろさちや」は信仰心のない私にとって無益であったが、地域医療に取組む医師・伸一氏との対談は、「具体的な対応策」に踏み込んでいて参考になった。【60代】で準備を・・には同感!この本の購入者(父84歳)は歳の割には元気だが、さすがに判断力や実行力に欠け、このテの本を次々と買うだけで何も進めていない。母はすい臓癌闘病中「80歳になったら色々整理始めようと思ってたのに」という名言と多くのガラクタを残し、79歳で逝った。巻末「生きて逝くノート」絶対活用するぞ!2013/04/21
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