中公文庫<br> 仏教人生読本

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中公文庫
仏教人生読本

  • 著者名:岡本かの子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 中央公論新社(2015/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122061613

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内容説明

夫の放蕩に悩まされ精神を患ったかの子は、仏の道に救いを見いだした。自分と他人、愛と憎しみ、出会いと別れ、そして死……人生の様々な局面は仏心によって切り抜けられると、自らの体験に基づき解りやすく伝授する。しなやかにしたたかに生きる、かの子流人間賛歌。 〈解説 瀬戸内寂聴〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

19
【要旨】仏教をテーマにしたエッセイ集。【感想】大乗仏教は人格の完成を目指して日々の生活を修行と捉えると考えて、読者を仏教へと誘う。仏教の諸概念を日常の事柄に置き換えるのと日々の悩みの種に対する心構えを説くことを通じて仏教に興味のない人も関心を持つのではないのか。時々手に取って読み直したい。2016/12/18

amanon

4
これまで仏教関係の本をそれなりに読んできたが、本書ほど平易な文体でわかりやすく、仏教の魅力や、その深淵な思想と哲学を説明しているだけでなく、仏教そのものに読者を惹きつける力を持っているものはなかった。その思想に少なからず惹きつけられていたと思っていた鈴木大拙の著作でさえ、本書ほどの効果はなかったのだから、その効力は想像できるはず。しかも、おそらく誰か特定の師についたというのではなく独学で、これだけの仏教研究を成し遂げたというのだから、著者の知性が窺い知れる。ただ、著者の個人生活からして、何だかな…感も。2025/02/17

ニョンブーチョッパー

1
2003/01/31

佐々木 駿

1
岡本太郎の母、岡本かの子によるエッセー、というと軽すぎるか。著者の勧めで念仏を唱えて試験に合格した少年のエピソードが出てくるが、自分にも同様の経験がある。ただし私は、神様、仏様、ご先祖様…と、節操なく祈っていたが。2016/08/20

あた

0
老妓抄を読んでさらにかの子の本を読みたいと思って手に取った本。丁寧でわかりやすい内容。押し付けがましさがなく、スッと入ってくる内容。最後にある瀬戸内寂聴の解説も当内容の理解を深めるにも必読です。2018/08/11

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