内容説明
日本人の6人に1人といわれる糖尿病。
治療で最も苦しむのが食事制限ですが、今、従来のカロリー制限食にかわる「糖質制限食」が注目を集めています。
糖質制限食は、厳密なカロリー計算の必要がなく、食事の糖質量を抑えるだけと取り組みやすいことが特徴です。
日本糖尿病学会も2012年5月にこの糖質制限食を治療法の1つとして認めており、病院やレストラン、食品メーカーでも糖質制限食を取り入れる動きが広がっているのが現状です。
糖尿病にスイーツは禁物というのが常識ですが、糖質を抑えた菓子づくりも、製菓業界が取り組むべき大きな課題となっています。
同時に、ダイエット菓子としても注目を集める低糖質スイーツですが、小麦粉や砂糖を控えながらも、おいしさの質と落とさず作るためには、正しい知識とテクニックが必要です。
本書は、東京・ときわ台の「パティスリー・ラ・ノブティック」のパティシエ、日高宣博氏の作る本格派の低糖質スイーツのつくり方を紹介する本です。
同時に本書では、糖尿病治療を専門とする、北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟氏(糖質制限食の著書も多数あり)のバックアップもあり、おいしさの技術と、医学の視点を交えた頼れる1冊となっています。
一般の方はもちろんですが、自分のお店で低糖質スイーツを販売したいと考えているパティシエをはじめ、料理人、栄養管理士の方などにとっても、実践で参考になる書籍です。
目次
スポンジ・シュー菓子/ムース・ババロワ/つくりやすい冷菓/タルト/ドゥミセック・プティフールセック/氷菓・コンフィズリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
msz
1
ジェノワーズを焼いてショートケーキを作ってみた。大量のパルスイートを投入するので、ちょっとびびった。糖尿の母が喜んでくれて満足。アスパルテームが入っていない甘味料で全部作れればいいのにな。糖との戦いは今後の人類の大きなテーマ。2014/03/11
カラクリ旅人(たびと)
1
腹が出ても甘いお菓子が食べたくてこの本を手にしました。しかし、材料が手に入れにくいものが多い。小麦ふすま粉、小麦たんぱく(粉末)など、初めて知ったものもある。スーパーにあるのか?しかも、一品、一品の量、個数がとても大きく、多い。家族みんなで同じお菓子を食べることを考えたレシピだから仕方がないが、出来れば一人分のレシピも欲しかった。昨今、糖尿病患者、その予備軍共に膨大な数がいますので、こういうお菓子が増えていって欲しい。2014/01/08
fu-min
1
美味しそうなお菓子ばっかりでした。2013/10/02