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内容説明
―――きみたちは分水嶺を越えなきゃいけない!!
2033年3月末のある朝、世界が2つに分かれてしまった。
18歳未満の子供達だけが取り残された世界、“AWAY”と、
大人たちのいる世界、“HOME”。
子供だけが残されたAWAYで、中学生の一紀と高校生の大介達は
生きるために懸命だった。
――――そして現れた「白い少年」。
子供達に伝えられた衝撃の「世界の秘密」とは―――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーちゃん
34
レンタル。1・2巻一気読みです。「お召し」(未読)は設定が12歳らしいのですが、あえてこの年代に変えたのは読んでいて納得、さすがだと思いました。久々の萩尾さんのSFを堪能できたのですが、最後がやや駆け足状態。せめてHOMEでの一紀たちがその後どうなったかは読みたかったです。小松左京さんの小説も探してみようと思います。2016/09/20
天の川
33
「なのはな」がここに続くのかと思った。突然18歳未満の子どもだけとなったアウェイ、子どもが消えたホームの2つの世界。新たに生まれた子どもはアウェイへ、18歳になるとホームへと否応なく移動してしまう、その理不尽さ。けれど、アウェイの子どもたちは協力し、社会を運営していく。そこで生きる子どもたちは生き延びる力の強い子どもたちだ。「世界の秘密」が明かされる時…一気に時間が進み、少し戸惑ったけれど、萩尾さんの強い強いメッセージが伝わる作品だった。2016/02/29
まじゅ
29
河津センパイがカッコいい!生きるチカラだな、これは。前代未聞の厄災に遭遇したら、今の子どもたちだけでは生き残れないよなあ、と考えさせられる。この話のような極端な事はさておき、子どもたちにもっと教えるべき事が有るんじゃないかと。ストーリー的には最後にロジック持ってきてそれがターミネーターっぽかったりして、だからこそここで「完」でいいのだ。ハリウッド映画的に興業成績を残す為にシャバ臭くなっては興ざめだわ。萩尾先生のSFを読み返したくなった。もう何巡目かわからんくらい読んでるけど。2015/10/22
ぐうぐう
27
0歳から18歳未満のAWAYと、18歳以上のHOME。AWAYで18歳を迎えるとHOMEへ移動し、HOMEで生まれた新生児はAWAYへ送られる。この徹底した設定は、実に周到に考えられている。AWAYは、18歳までしかいられない、いわば仮の宿だ。しかもそこには、未熟な子供達しか存在しない。そんなAWAYに、萩尾望都は世界の未来を託す。この残酷で非情な選択は、震災以降の政治をはじめとする日本の機能不全に対する、萩尾のシビアな心情の表れなのだろう。2015/10/20
小鈴
24
完結。二巻でまとめきった!。これだけの人数の子ども達を取りこぼさず一人一人が活きている。内容にはあえて触れないが、物語が終わって次のページを開くと「なのはな」のPR。いまこの時を間違えるな、と作者は言いたいのだと改めてハッとした。2015/09/10
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