内容説明
自分を「神様」と名乗り、猫殺し事件の犯人を告げる謎の転校生の正体とは? 神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?
目次
誕生日
神様
犯人
天誅
英樹
死
英樹
天誅
犯人
神様
誕生日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
麦ちゃんの下僕
230
噂に聞いていた麻耶さん…初めて読みましたが、確かに衝撃的でした!まず目次を見た時点で驚愕…何このシンメトリーは!?いつも目次を見てだいたいのストーリー展開を予想する僕も、これには面食らいましたね(笑) そして内容…講談社ミステリーランドという“子供向け”レーベルのために書いたとはとても思えない、予想以上にショッキングなストーリーでした(苦笑) それでも、後半の展開は僕の推理どおり…と思ったら、最後にとんでもないことが(笑) これには納得されていない方もいるようですが…確かに伏線はありますね!僕は納得です。2020/06/23
nobby
180
「神様は何でも知っている」これが全てなのか…連続する猫惨殺を追う芳雄がふと話す様になった自称「神様」な転校生 鈴木太郎。それを疑いゲーム感覚で会話進めるも、言葉通りに起こる殺人。探偵役を全知全能の神として存在させ、あとは読者に全て委ねるのはとても斬新!後半、段々と予想させる後味悪い展開に真相なりながら、ラストでは「えっ!そっち!?」と困惑…それまでの推理やら検証を全部ひっくり返す潔さに唖然…“天誅”でなく“天罰”?など考えたが、結局は神様確定で納得しとこう…2017/05/03
ALATA
172
神様は間違えない。どんなに信じられなくても、そこにはただ真実のみがあるはずだ。ひさびさの麻耶ワールド、終章で堪能させていただきました。メルカトル、隻眼の少女、そして神様と不条理感ある謎解きストーリーなのに見事なまでに着地する精緻な技巧に参りました。何気ない誕生日から始まるプロローグ、子猫虐待事件、そして浜田探偵団の活躍、犯人探しゲームが始まる展開に一気読みでした。★5※それにしても最期のところは全く予想できなかった。続編も読まなきゃ。2024/06/21
hnzwd
155
町内で繰り返される猫殺しの事件を追ううちに、秘密基地での殺人事件に遭遇する少年探偵団。これに、自分は神様だ、という鈴木君が絡んで話は混沌として。。辿り着いたと思った真相をもう一度カオスに引き戻す構成は、流石、麻耶雄嵩。『鈴木君は本当に神様なのか』という命題を真とするか偽とするかによってまったく違う真相になる、ってのは上手い。2015/07/22
hit4papa
150
猫の連続殺害事件から始まって、小学生の姿をした神様が登場し、男子小学生殺人事件の発生へ続きと、展開が目まぐるしい作品です。謎解きの主軸は密室殺人で、一旦は納得の真相なのですが、最後の最後finishing strokeで混乱の極み。構築した推理がもろくも崩れて、しかも何故何故?を残して後は読者に委ねますという締めくくり方です。ジュブナイル的な文体は、それに相反する過激な結末を見たときに、作者の大いなる作意を感じるでしょうね。「あいにくの雨で」、「螢」と読んできましたが、まだ掴みどころが見つかりません。2016/10/12
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