ウィングス・コミックス 鉄錆廃園（１）

著者名：華不魅【著】

新書館（2015/10発売）

• ISBN：9784403619373

内容説明

九人の魔物に一族を殺され、双子の姉を連れ去られたハザは、“外れの”魔法使い・ジェルソミーナと出会う。 曰くありげな魔法使い。 ハザは、彼とともに鉄錆廃園へ向かう。 そこで最後の古代王国、ヨナ・エリドゥの天人たちと、魔物の戦いに巻き込まれ……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[つたもみじ]

完結まで描かれている愛蔵版にて再読。ファンタジー。封印を解かれた魔王、イーサ・メル。九人の魔物に一族を殺され、双子の姉を「トウェの鍵」として連れ去られたハザは、「外れの」魔法使いジェルソミーナ…として生きているソダイと出会い、鉄錆廃園へと向かう。そこで出会う古代王国の天人、ヨナ・エリドゥと共に魔物との戦いへと巻き込まれていく。華不魅さんの描かれる世界はとにかく独特で、クセがあって、光と闇、灼熱と氷結、人と魔物との関係、古代人、玉座、無機物に宿る命。何度読んでも溺れるような感覚を味わえる作品。

2015/05/05

[ホレイシア]

タイトルが気になって購入、まだ１冊だが次が楽しみ。設定自体はそんなに新しいものではないのかもしれないが、妙に心惹かれるものがある。「惚れる」まではいかないが、今のところソダイがお気に入り。私はきっと90代のばあさんになっても好みのマンガを探し求めるんだろうな（笑）。

2009/07/29

[sibasiba]

再読。600年前の大災害を起こした魔王イーサ・メルの復活から始まるダークファンタジー漫画。滅んだ古代人種の墓守である天人、生物を身体に取り込み使役するトゥエの一族とか独特の世界観が魅力。

2017/04/26

[johanna.K＠よはんなと読む]

書店に並んでいるのを見た時、驚きのあまり一瞬目を疑ってしまいました。完結を待ち望んで10年超、もう見届けることはできないのだろうかと思っていただけに、新書館さんと華不魅さんにただ感謝です。勧める相手と説明に困る、独自の世界観なんですが、強いて言うなら高屋未央さんに近い・・・と言えるのかなあorz　最終話はやはり当時と絵が違うのでもやもやがないとは言えないのですが、私にとってはかけがえのない作品です。

2009/08/06

[IENEKO]

華不魅さんが書くものは登場人物多いし(姿を変えるの得意だし)世界観や因縁が入り組んでて理解するのが大変です。でもいったんその世界に入るとはまってしまう。中毒性の高い作家だと思う。

2009/07/06