内容説明
それを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」。ウワサでは、誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。いじめにあっている小学六年生のユウキは、星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う──。生きるって、死ぬって、一体どういうこと? 命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
290
新潮百冊】交通事故といじめの話。幻想小説仕立て。現実の悲しさを切り替えるために必要なのだと納得感がある。「生きてるひとは、みんな、自分の力で歩いていかないと、だめなの」いじめられる男子には女子の力が一番の薬。「小学六年生」に2006年から2007年に連載。改稿とのこと。単行本なしなので解説がないのだろう。フミの事故原因の調査が必要かも。2013/07/27
にいにい
270
重松さんからのメッセージ性が強い作品。雑誌「小学六年生」に連載された小学校高学年向けだからだろうな。交通事故にあった少女が「生きること、死ぬこと」の意味、大切さをストレートに伝える、優しく、分かりやすい、素敵な物語。誰もが、いろんなものを抱えながら、強がったり、閉じこもったり、それぞれ生きている。その苦しみ、辛さを軽減するためにどうすれば良いのか?奇蹟を通じ、少女が皆に気づかせてくれる。「生きてるってなんかすごい」「今に感謝」「生きてる人はみんな自分の力で歩いていかないと」が深い。明日、明後日がある。2015/12/01
やっさん
254
★★★ 生死といじめ、そして命の尊さをテーマに掲げた作品。みんな誰しも〝星のかけら〟に価する何かがあるのかもね。しかし、やけに語り口が優しいと思ったら、雑誌「小学六年生」での連載だったとは!2017/11/21
Atsushi
243
小学6年生向けの雑誌に掲載されていた作品。そのため、文章は平易で読みやすいが、生と死、命の大切さを子どもたちに伝えようとする著者の熱い気持ちが胸を打つ。お薦めの一冊。2017/11/05
ちぃ~
240
だいぶ前、読友さんに薦められていた重松さんの素敵な一冊。また、また、泪ウルウル(இдஇ; )。「死ぬ」ってことは「生きられなくなっちゃう」こと。いろんなことが出来なくなる。生きていれば出来たであろう、いろんなことが。その辛さは、残されたフミちゃんのご家族の方々だけの思いじゃない。今、なにげなく生きてるけど、本当に生きるって、すごい。いつもは、忘れている大事なことを思い出させてくれる。「みんな、自分の力で歩いていかないとだめなの」読後すっきりな物語。ユウキの成長、頑張りも嬉しい。良い作品ありがとう。2015/12/03