内容説明
昭和20年8月16日、厚木海軍航空隊基地から、2機の零式艦上戦闘機が飛び立った。目的地は十勝の秘密基地。徹底抗戦を表明した航空隊司令の密命を受け、“そのとき”がくるまで機体を温存するためだった。しかし戦闘飛行に出ることなく、機体は十勝平野の片隅で眠りつづけることになった。―それから50年、ひとつの夢を共有する男たちの手で、零戦再生計画が動きはじめる。本格航空小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinryo4
4
飛行機や車の技術的なものはまったく分からないので、その辺りは斜め読みしながらだったが、わかる人が読めば、興奮するのだろう。ストーリーは、これだけ膨大なお金と時間と労働力を使ってでも、作り上げたいという熱い想いが面白かった。もの作りって素晴らしい。2018/10/30
ぱぷお
2
もっと山場があるのかと思ったが、盛り上がりに欠けたまま終わった。面白そうな話だと期待したのに・・・残念。2015/08/01
Tono
2
終戦の日に2機の零戦を隠す所から始まるプロローグから、50年後にその零戦を見つけて蘇らせるという話の繋がりが弱く、全体の話としても人物描写も何に、誰に焦点を当てたいのかよく分からなかった。著者は何を訴えたかったのか不明。2012/02/12
アジャ
1
私の好きな零戦、かつゼロファイターの鳴海さんということで、ハラハラドキドキのエンターテイメントを期待して読み始めたら、あれ? 終戦時に徹底交戦を目論み厚木基地から十勝平野に飛び立った二機の零戦が、五十年後に発見され、神戸の自動車レストア工場で再生されるストーリー。社長の曽我を始めとする工場メンバーの活躍はさながらプロジェクトXのようだ。再生工程の詳細はさながら専門書を読んでいる気分だったが、そこはさすが結末は納得した。2021/02/24
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