電撃文庫<br> 双星の捜査線 ―さよならはバーボンで―

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電撃文庫
双星の捜査線 ―さよならはバーボンで―

  • ISBN:9784048919593

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内容説明

窓際部署にいた若手の刑事・シンゴは、突然署長のバークマンから、舌っ足らずに老練な口調で喋る、見た目小学生の変わった少女・マリィと共に連続殺人事件の捜査をするよう命じられた。殺人鬼の名はハリーロイド。女性三人を殺し、都市警察の特殊部隊“C.S.C”をも返り討ちにして行方をくらましている凶悪犯だ。幼い外見ながら、感覚強化・知識量増大といった効果を持つ多数の“ユニット”を脳へ埋め込んだマリィと、銃や“ユニット”はからっきしだが、柔術の腕と直感が光るシンゴ。たった二人の捜査線は、果たしてハリーロイドを捉えられるのか!?第19回電撃小説大賞最終選考作!即席の“相棒”となった二人が織りなすポリスアクション&サスペンス!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュエパイ

8
世界を変えるSF技術:ユニットのせいで、歪に作り出されたハードボイルド少女を守るため、歪に心をゆがめられた青年がハードボイルドに立ち向かう物語でした。誰もが目をそらす悪から、自身が傷つきながらも優しさを忘れずタフに最後まで立ち向かう、素敵なコンビなのです。続き、でるといーな2013/11/25

シャル

7
優秀なのだがトラウマにも似た過去のため窓際部署を余儀なくされた若き刑事と、多数のユニットを埋め込み、驚異的な能力を持つ幼女のコンビによる、連続殺人犯の追跡と、その裏に隠された街と警察の闇と秘密の調査。内容的にもサイバーパンク風味のポリスアクション&サスペンスで、相棒への信頼感の積み重ね方や、状況が一変してからの救出劇など、シンプルかつ硬質なストーリーや構成は、どことなく懐かしさも感じさせる。最後の黒幕との対峙などまさにその象徴のようで、味わい深い余韻がある。荒さもあるが、それに負けない熱量も持つ一冊。2013/09/20

たこやき

6
相棒との絆など、描きたいところはよくわかり、また、その部分で盛り上がる。連続殺人犯の捜査から、組織そのもののあり方へ……という捻り方などもしっかりとしている。そういう部分は素直に面白かった。けれども、世界観の説明であるとか、そういうところが冗長気味でややタれてしまった部分アリ。デビュー作なので仕方がないのだろうが、もし、最初からシリーズ化前提で描かれていたなら、大分違ったのではないかと思う。2013/10/16

ギンレイ

5
【誰かの犠牲の上】 ファンタジー色控え目なポリスドラマ。 かなりの満足でした! 充分に練り上げられたドラマが楽しめます。 構図がガラリと変容を遂げるところや組織の裏など、一筋縄ではいかないところが見どころ。 370ページ超えの大容量ですが最後まで引き込まれました。 次どんな作品を出すのか楽しみな作家です    評価は ★★★★★★★★★☆ 9個星です!!2014/06/14

サキイカスルメ

5
面白かった!ラノベには少ない刑事ものですね。半分超えたあたりから怒涛の展開で一気読みでした。若手刑事シンゴと相棒の特別捜査官幼女マリィのお話。舞台の雰囲気は近未来+ロンドンという感じでしょうか。シンゴとマリィが相棒として信頼し合う関係になっていくのもよかったし、狂気の人ハリーロイドもよかったし、あとは上司のバーグマンもよかったです。マリィもエリノアも可愛かったです。主人公シンゴは、ヘタレに見えてやる時はやるかっこいい刑事さんだったかなと。とにかく面白かったです。続きが出たら読みます。2013/09/21

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