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内容説明
【自分という不安の中で 彼らは今同じ夢を見ている】陸が家出をしたという噂が学校を駆け巡り、狩野も“自分”を見失い、小説が書けなくなっていた。そんなある日、「自分を見つけて!」と念じながら土砂降りの中を歩く狩野は、ホームレス生活をしていた陸と再会。遊び歩く中で「いっしょに死のうか」という言葉をうっかり口にしてしまい…。揺れ動く青春と影、第6巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリエル
4
完結。自己の理想を、自己認識を失い、宙に浮いたようになる狩野。狩野と出会ったことで、抑えつけてきた自分と向き合わねばならないことを恐れ逃げ出す陸。そんなふたりの再会と逃避行の果て。現代ならば味気なく自分探しと呼ぶものかもしれないが、この二人はもう少し切実なものであると個人的には信じたい。陸は自分の気持ちに素直になりに旅立つことで、狩野は理想の少年ではない女である自分自身を書くことで肯定することで、別々のふたりとして再出発する。やっぱり十代の早いうちに読んでおきたい作品だな。2018/05/29
日々珠
2
ぽつりと落ちた雨が、全てを変えることがある。炎天下に身長ほどの向日葵持って出かける少女。陸上競技場は人が多くて空っぽで。少女はそこを走る少年になりたかった。「ここじゃないどこかならどこでもいい」断片が鮮やかに、今も私に蘇る。「学校は全て平屋にすべきだ!」出会った二人に追い付くことはできるのか。恋愛というにはあまりにも甘くない、自己への哲学。2012/05/28
maki
0
【過去の読書記録】自分を形成した物語。星では表せない。
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