内容説明
この国の危機は政治や経済にあるのではない。
国語の空虚化、文学の衰退、すなわち、日本人の核となる精神の喪失こそが、最も深刻な危機である。
小林秀雄の正統な後継者と目される著者が、ドストエフスキー、フルトヴェングラー、川端康成、平野啓一郎などの批評をとおして、日本の精神と文化の再生に挑む。真摯な野心にあふれた本格文藝評論集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
以前より気になっていた本なのですが、ちょっと読むには高すぎるので図書館から借りてきました。表題からすると小林秀雄の後継者を自認しているような感じがしましたが確かにその感じは受けました。私より若いはずなのに旧仮名遣いで書かれていてじっくり読ませる感じです。保守的な論客で江藤淳さんの後継といったほうがいいのかもしれません。最後の小林秀雄、福田恒存、三島由紀夫の架空対談があり楽しめました。2019/06/19
双海(ふたみ)
15
今どき珍しい正字・正かな表記。読者の語彙力、読解力、思考力などが試されている気がする。音楽の論考は私の知識・素養不足でよくわからなかった。国語論に関しては賛成だな。2019/04/29
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