内容説明
近年大きな転換期を迎えていると言われる国際関係。その歴史的背景や今後のテーマについて、地図などの基礎資料を使い読み解く。国際情勢が2時間でわかる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
30
初心者でも理解できる国際関係の入門書。図解も多くお薦めな本です。◆日本の諸問題もよく視ると、殆どが世界で起きていることと絡んでいることが見えてきます。◆米国の凋落と世界への軍事力による日本への負担。BRICsやASEANの成長や地政学上の問題点。新しい試みである超国家EUの成り立ち、難民と右翼政権。これらのグローバリゼーションから視る、TPPやAIIBらの経済包括や、テロ組織という新たな紛争。◆著書は幅のひろい入門書。この点が違う?など感じたら、各々の専門書を幾つか探し比較するのがベターかなと。2015/09/05
しょうじ@創作「熾火」執筆中。
16
【図書館本、1回目】2015年8月刊。国際関係の「現在」(もちろん刊行当時の)が俯瞰できる。新書レベルでは、近年なかなかこの手の本が出ないので、これは好企画だと言えるのではないか。終章で、「日本は自分で思っているよりも、世界の中では大きな存在」とあるように、そのことの責任を持って、とはいえ傲慢にならず、内外の諸問題に貢献できるよう、政治を監視していかなければならないと思う。定期的に、版を改めて刊行を続けていってほしいと思います。2017/06/16
coolflat
15
日本、米国、中国・インド・ブラジル・ロシアなど新興国、EU、ルワンダ・バングラデシュ・ジンバブエなど発展途上国、グローバリゼーション、国連、テロなど、広く浅く世界の時事問題を扱っている。また米軍の海外駐留兵員数や中国の一路一帯構想、欧州の分離・独立運動など、途中で差し込まれる地図も可。個人的にはEUの歴史(ECSCの成り立ちから)が勉強になった。それにしても、スコットランドやカタルーニャ、バスクの分離・独立運動が盛んなのは知っていたが、ドイツのバイエルン地方も分離・独立運動が盛んだというのは知らなかった。2015/10/16
coolflat
14
ジンバブエについての記述があったので再読。ジンバブエは、アパルトヘイトを行っていたローデシアの白人政権を倒し、旧宗主国であったイギリスとの交渉の後、1980年に独立を果たした国だ。独立後は、ゲリラ闘争の主体であったジンバブエ・アフリカ民族同盟(ZANU)のロバート・ムガベが国家の指導者となっている。ジンバブエの経済は、独立後の10年ほどの間、安定を続ける。しかし1990年代に入ると、ムガベ政権の中で指導者たちの腐敗が進行する。そして1990年代後半以降、ムガベ政権は3つの大きな政策上の失敗をしたと言われる2017/12/02
ヤギ郎
14
出版年が2015年8月であり、イスラム国をはじめとする中東問題やスコットランドの独立運動といった最新の国際情勢が記されている。統計データや国際機関の発表内容も最新のものであり、中学・高校で覚えた地理や政経の内容を再度振り返ることができる。地図やグラフを適宜使っていてわかりやすい。まさに国際関係学の「入門書」2015/10/25
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