内容説明
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昭和の面影を色濃く残す東京の路地裏・横丁の懐かしい景観を封じ込めた１冊。
新宿ゴールデン街、渋谷のんべい横丁、吉祥寺ハーモニカ横丁、武蔵小山駅前路地裏飲食街、立石呑んべ横丁……おもに戦後生まれたとされる東京の「路地裏」と呼ばれる狭い通路や横丁の飲み屋街。
ノスタルジーを感じずにはいられないこれら路地裏の風景を、約200点ものモノクロ写真と情感あふれる短歌で構成した永久保存版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
97
{2015年} ｢東京の路地裏横丁は戦後まもなく､焼け野原となった場所に闇市や屋台などの小さなお店が重なるように集まってできたところが多い｣｡新宿 ゴールデン街･思い出横丁･思い出の抜け道/渋谷 のんべい横丁/三軒茶屋 三角地帯周辺/吉祥寺 ハーモニカ横丁/西荻窪 南口駅前と柳小路/自由が丘 自由が丘横丁と駅周辺/武蔵小山 駅前路地裏飲食街/神楽坂 かくれんぼ横丁とその周辺/大森 山王小路飲食店街(地獄谷)/銀座 路地裏小路/神田 今川小路/立石 呑んべ横丁｡ザ･昭和の雰囲気を体感したいのなら迷わずGo!2017/01/22
fwhd8325
26
どんな路地裏を通っても、歩いていると表通りにつながるんだよ。東京の下町に育った私に父が教えてくれたことを思い出します。週末に、懐かしい街を歩いていると、いつの時代だったか忘れてしまうような錯覚。そんな錯覚を味わいたくて、彷徨っているのかもしれない。モノクロの写真が、一層郷愁を誘い、何だかむずむずしてきました。2017/02/06
PEN-F
21
路地裏大好き人間の私にとって、どストライクの写真集。路地裏が醸し出す独特の生活臭がストレートに伝わってくる。どの写真も「素敵な幸せ」感はまるで無いがその分哀愁漂う一枚が余計に私の心を惹きつける。路地裏を徘徊したる老人は狂おしいまで青年だった。2019/05/12
ケロコ
19
【図書館】これは、写真集です。路地裏の数だけ物語が有るわけで、この本に掲載されている路地裏にはどれだけ物語が有るのだろう？等と考えながらページをめくる。こうしてみるとなんだか路地裏も素敵じゃないか。2018/08/06
MOKIZAN
13
めくりめくりながら思った。ここ５,６年の間にどこの鉄道会社と拘ることなく高架(ガード)下の店構えが、我ら酒飲み中年を寄せ付けない場所となってきているのではないかと。内勤になる前、近場を訪れた際に相方と立ち寄ってた一角が、あれ？なんでそんなに小綺麗なっちゃったの、何でそんなに艶気を亡くしちゃったの、と。気分は白けるし、他さがすの面倒臭いから、さっさと帰ること幾度か⇒齢のせいか、飲んで帰ることに執着しなくなってきました。近いところではＪＲが気勢を上げる万世橋や御徒町のそれに、探訪心なんか全く湧かないわ。2016/03/03
