内容説明
変わらぬ愛を誓いながら別れた二人。男は復讐の炎を燃やし続けた。■タズとヒュデが恋人同士だった六年前のこと――
タズの父デイヴィッドが病院を設立した。その際、ヒュデの父マテオは巨額の投資を行ったにもかかわらず、出資した証拠がないとされ、詐欺師の烙印を押された。ショックからマテオは脳出血で倒れて体の自由を失い、ヒュデは父親の名誉回復のために復讐を誓った。家族の絆と名誉を重んじるスペイン人の血がそうさせたのだ。自分の父親の言い分を信じ、恋人の言葉には耳をふさいだタズもヒュデの怒りを買い、別れの言葉を投げつけられた。二人は会うこともなく、それぞれの歳月を生きた。四カ月前、デイヴィッドが急死し、若き未亡人となったタズの義母が彼女に婚約を知らせてきた。婚約者の名はヒュデ――タズは自分の耳を疑った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
7
父の汚名を晴らすためにヒロイン義母と結婚しようとしているヒーローと、その結婚を阻止しようとするヒロイン。二人は父親達が起こした事件のせいで六年前に別れていて、憎み合ってドロドロな展開。義母が天然なだけに一番恐ろしい存在だと感じた。2016/06/08
やまと
1
読み始めは良かったんだけど、終盤がなあ。。最後は流し読みしちゃった2016/05/19
romaco
0
★★★ 6年前お互いの父親が相手に詐欺で騙されたと主張し、別れる事になったヒロインとヒーロー ヒーローが父親の汚名をそそぐ為に、ヒロインの若い義母と婚約した事から始まって、全体的にドロドロとした愛憎劇という感じだった どっちの主張が正しいのかは、まあ予想通りだったけれど、最後の終わり方が・・・ヒーローの父親・・・?2012/09/03