内容説明
いまどきありえない行き倒れの少女を拾った僕。それがソラという不思議な女の子との出会いだった。 この子、初めて会うタイプだ。やけに偉そうな老成した喋り方をするし、とにかくよく食べる。しかも「恐ろしい組織に私は追われている」とまことしやかに言う始末。かわいいのに、残念な子だった。 奔放なソラの行動はとどまらない。何にでも興味を示す彼女の標的となったのは噂の「死を予知する猫」。彼女はこの不思議な現象を解明できると意気込むけど。そう、これがあの恐ろしくも不思議な事件の始まりだったんだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hisato
52
本棚を漁っていて発掘した本です。いつ買ったかも思い出せませんが、漁ってた勢いでそのまま再読してしまいました。 記憶喪失で異星人の女の子が同棲することになるところから始まりますが、SFチックな要素よりもミステリー風な話が主軸だったように思いました。 タイトルから天体とかそっち系も思わせる感じでしたが、異星人が出てくる以外に天体要素なかった・・・ 読んだ後、道で猫と目が合ったら気にしてしまうかもしれません。なぜかじーっと見てくる猫がたまにいますよねw2016/10/10
dr2006
34
ずばりSFでファンタジー、ちょっと切ない気持ちになる。ちょうど現実逃避したかった自分にはジャストのタイミングと内容でとても楽しめた。生い立ちの記憶を失い道端で空腹に動けなくなっていたソラを、偶然アキラが見つけ保護した。当面条件付きで同居させることになったが、ソラはアキラにとって異性であり素性がわからない上、言動が理知達観的で非常識である。そんな期待と不安の渦中のアキラは、友人の親が経営する病院で死期が近い人になつくという特別な猫がいるという話を聞き、ソラとともにその調査に向かう。第二弾も続けて読みたい。2017/01/25
た〜
34
ラブコメかとおもいきや、オカルトっぽいファンタジーだった2013/01/06
F
29
大学生の僕は「腹が減って歩けなくなった」という女の子を拾う。古風な喋り方をし、とにかくよく食べる少女の名前はソラ。期間限定で僕のアパートに住むことになったソラはとてつもない好奇心の持ち主で、そのせいで僕は恐ろしい事件に巻き込まれる――。死を予知する猫に魅入られた僕の運命や如何に?新鋭作家のSFファンタジーノベル第一弾(?)/表紙買い。新人さんということですが、よく書かれていると思います。しかしてミステリ部分のネタがSFだったり、続編への布石なのか明かされない謎があったりと出し惜しみを感じてしまいました。2012/01/25
お味噌
25
まさかSF作品だったとは おもわなんだww 2013/04/13