文春文庫<br> 二・二六事件蹶起将校 最後の手記

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文春文庫
二・二六事件蹶起将校 最後の手記

  • 著者名:山本又/保阪正康・解説
  • 価格 ¥743(本体¥676)
  • 文藝春秋(2015/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167904562

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内容説明

昭和11年2月26日、青年将校たちに率いられた約1500名の兵士は、首相官邸、警視庁などを占拠し、高橋是清大蔵大臣ら三人の要人を暗殺した--これが日本近代史上、最大のクーデター、二・二六事件である。
青年将校たちは何を思い、決起したのか。事件から72年後、獄中手記「二・二六事件日本革命史」が発見された。決起将校の中心人物・安藤輝三から依頼され、みずからも決起に参加した当時42歳の予備将校が見た激動の四日間が、そこには詳細に記されていた。

昭和史研究家の第一人者、保阪正康氏の長文の解説つき。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kwmr_

2
2008年に見つかった蹶起将校山本又予備役少尉の獄中手記。今後、同様の手記・書簡等は見つからないだろうという意味で「最後の手記」だそうな。 原文と現代語訳全文が書かれており、当時の将校らの思いがわかる。歴史から学ぶべき事は多いと思う。2015/09/18

綺楽院 /kiraku-in

2
面白かった。「ヤア、ヤア」42歳の蹶起将校。しかも予備役。作った感もところどころあるけれど、生の感じはこれまでのどれよりもあった。細部で異なる事象もあるようだけれど、そこはまあ、思い出しながら出し、格好もつけなきゃならんかったろうし。しかし、短時間でいろいろ行動しとるねぇ。うん、また映画みよっと。配役がいいんですよねぇ。2015/09/10

金吾

1
山本又は決起将校の中でも異色で余り語られることがない人物なので、その手記を読むことができたのは良かったです。 手記なので一方から見方になっており視野狭窄の部分は致し方ないのかなと思いました。2019/11/06

jack

1
対象を間違っている。 政信 と 信吾を、なぜに殺さなかった。 ☆4.52015/10/29

ひゃく

1
9/17~ 一部が手記の現代語訳。 二部は原文。 三部は解説。 結局、二部は読まなかった。 というか読めなかったと言った方が正しいかも。 やっぱり原文は難しいだろうという先入観があって、また時間かかるだろうなと思って腰が引けた。 ただ、なんとなく話は分かった。 昭和維新・尊皇討奸を目指した青年将校達のクーデターだったのね。 青年将校たちの思いは良く分かるが、天皇がその行動を忌み嫌っていたというのは切なく悲しいね。 熱い若者たちの想いってのは、今も昔もそう変わらない。 暴力に訴えることは少なくなったのかな。2015/09/20

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