電撃文庫 WORLD END ECONOMiCA II

著者名：支倉凍砂【著者】/上月一式【イラスト】

KADOKAWA（2015/10発売）

• ISBN：9784048693240

内容説明

人類の新たなフロンティア月面がなおも栄え、膨れ続けていた時代。少年だったハルは大切なものを失った後悔を抱え、金融の世界から遠ざかって生きてきた。　そんな彼の前に現れたのは没落貴族の少女エレノア。彼女は自らの信念のもと、ハルを再び金融の世界に誘う。彼女の信念は、“神と正義”。それは、ハルが四年前に見失ったもの。そして、有史以来、人が捜し求めてきたものだった。　ハガナとの別れから四年。金融世界に舞い戻ったハルの、失ったものを取り戻す戦いが始まる――！　支倉凍砂シナリオの同人ヴィジュアルノベル完全版、シリーズ第２弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

全てを失って４年。周囲の助けもあって役所で仕事をしながら通信制の大学に通うようになったハルに、金融の世界に舞い戻る機会が訪れる第二弾。未だ後遺症も残る中で支えてくれたクリスを手伝う形で参加したハルでしたが、この経験は自らの成長を実感するとともに、あるべき場所に戻り、そして自分にとって大切なこと、大切な人に気づけた大きな転機でしたね。協力を約束したエレノアとともに奔走した結果、より大きく複雑な舞台で再び難しい決断を迫られましたが、今のハルならそれを乗り越えて、きっとハガナを見つけ出してくれると信じています。

2015/03/11

[まりも]

ハガナとの別れから4年。ハルが大切なものを取り戻すため、再び金融の世界に舞い戻る事から始まる話。やっぱりハルが株の世界で戦う姿はかっこいいですね。新キャラエレノアも凄まじい熱量を持っている人物で、二人がアバロンの不正を暴く為に共に行動してからは面白かったです。1巻では存在感の薄かったクリスもヒロインとして急成長してましたね。こんなに健気で可愛らしい女の子は中々いないでしょ。今回は株の世界の闇の深さとバートンの恐ろしさが分かったでしたが、ハルは大切なものを取り戻すことが出来るのか。次巻も期待。

2015/03/11

[ソラ]

アバロンに対してさぁここからってところで攻め手をつぶされてっていう流れでなかなかすんなりとはいかせてくれないなぁ。まぁ希望を持つ終わり方なので打倒はできるんだとは思うけど。ハガナはいったいどこへ行ってしまったのだろうか…

2015/10/18

[Yobata]

少女の手を払ってしまい,投資から抜け出してから四年。法を学びながら生きていたハルを目覚めさせるため、飛び級で大学に入学していたクリスがハルに逢わせた女性エレノアはかつてのハルに似た壮大な夢を持っていた。失ったものを取り戻すために再び金融の世界に戻る…。月面金融青春劇第二弾,青年期。今回も株取引バリバリだけど解説は成長したクリスが役目みたい。ハルは夢に破れ諦観しており、そこにエレノアという起爆剤が現れる。成長した分慎重になってるけどやはり株の世界の方が生き生きしてるねw再び金融の世界に連れてきたエレノアは→

2015/03/11

[友和]

分厚い本ですが、あとがきでモデルになった元ネタを知っていたので、とてもよかった。

2015/04/10